【大阪府の内申点】チャレンジテストって結局なに?図解でやさしく解説|大阪府羽曳野市の個別学習塾en(エン)

こんにちは!2024年3月に大阪府羽曳野市羽曳が丘で開校しました、個別学習塾en(エン)の菅野です🙋‍♂️

今回は、保護者の方からよくご質問をいただく「内申点(調査書の評定)」と「チャレンジテスト」のしくみについて、できるだけかみくだいて、図を使いながら解説します。「チャレンジテストの点が悪いと内申も下がるの?」という不安をお持ちの方が多いのですが、結論から言うとそうではありません。順番に見ていきましょう👇
⏱️ 3秒でわかる! この記事の結論

🟢 内申点は 今までどおり「学校の成績」(定期テスト・授業・提出物)で決まります。

🟢 チャレンジテストは 「学校のつけ方が公平かをチェックするだけ」。お子さま個人の内申を直接決めるものではありません

🟢 だから大事なのは、結局「毎日コツコツ」。これだけ覚えて帰ってもOKです😊

大阪府 内申点(調査書の評定)の決まり方

— チャレンジテストって結局なに? を、図でまるごと理解する —

!いちばん大事な結論(これだけは)

🎯 チャレンジテストの点数で、お子さまの内申は決まりません。
チャレンジテストは「学校の成績のつけ方が甘すぎ/辛すぎないか」をチェックする物差しです。

内申点は今までどおり、学校の定期テスト・授業・提出物などで各中学校がつけます。チャレンジテストはそれを後ろからチェックする審判のような役割、とイメージしてください。

1まず2つの言葉だけ覚える

絶対評価クラスの順位ではなく「目標をどれだけ達成したか」で1〜5をつける方式。
「5は何人まで」という枠がない=頑張った分だけ高い評定が取れる
チャレンジテスト大阪府が一斉に行う共通テスト。
個人の内申は決めない。学校全体の評定が妥当かを確認するためだけに使う

「絶対評価」を身近なたとえで

むかしの内申は「かけっこ」、今の内申は「英検」と考えると、スッと分かります👇

🏃 むかし=かけっこ型
(相対評価)
順位で決まる。「1位は3人まで」のように定員あり
自分が速くても、まわりがもっと速ければ下位に。=まわり次第で評価が変わる
🎓 今=英検・漢検型
(絶対評価)
合格ラインを超えれば全員合格定員なし
まわりは関係なく「自分がどれだけできたか」で決まる。=頑張れば全員が高評価もOK
🟢 今の内申は「英検型」。だからお子さまが頑張れば、その分きちんと内申に反映されます。誰かと枠を奪い合う必要はありません。

なぜこんな仕組みが必要?

絶対評価だと、こんな心配が出ます👇

😟「A中学は甘くてオール5だらけ、B中学は辛い…。同じ実力でも内申に差が出て不公平では?」

これを防ぐため、府が「学校全体の評定平均が、府の標準から見て妥当な範囲に収まっているか」をチャレンジテストで検算します。これが「府内統一ルール」です。

ここが核心! ぜんぶ「2段構え」です

むずかしく感じる原因は、2つの仕組みが重なっているから。上下2段に分けて考えると一気にスッキリします👇

1段目(土台)= 絶対評価
各中学校が「目標をどれだけ達成したか」で、生徒一人ひとりに1〜5をつける。これが評定の基本ルール。
+ そのうえで…
2段目(チェック)= チャレンジテスト
その評定が学校ごとに甘すぎ/辛すぎになっていないかを、府全体の物差しで確認。ズレていれば学校がつけ方を見直す(=是正)。
📌 つまり ── 絶対評価という大枠の中で、チャレンジテストが「学校ごとの甘い・辛いのブレ」を是正している、というのが全体像です。
🟢 大事なのは、是正されるのは「学校全体の評定平均」であって、生徒個人の点数ではないこと。個人の内申は今までどおり、日々の学習でつきます。

2仕組みを1本の流れで

① 学校が
いつも通り
内申をつける
② チャレンジテストで
「この学校はこのくらいの
評定が妥当」という
範囲を計算
③ 学校の評定平均が
その範囲に
収まってるか
チェック
✅ 範囲に収まっている → そのまま内申確定
⚠️ 範囲から外れている → 学校がつけ方を見直す(甘すぎなら下げ、辛すぎなら上げ調整)

※この見直しの結果、通知表の数字と内申がズレることがあります(後述)。

3「範囲」ってどう決まるの?(計算例)

ポイントは超シンプル👇

📈 チャレンジテストの点が高い学校ほど、「内申も高めにつけてOK」な範囲が与えられる。
逆に、テストが低いのに内申だけ甘い、は許されない。

例:中1で「府全体の評定平均が 3.46」の年の場合

 X中学Y中学府全体
チャレンジテスト平均点57.0点63.0点60.0点
対府比【A】(自校÷府)0.951.051.00
評定平均の目安【B】(3.46×A)3.293.633.46
許される範囲(B±0.3)2.99〜3.593.33〜3.93

X中学(テスト57点・やや低め)の許される範囲

2.99
3.29
3.59

Y中学(テスト63点・高め)の許される範囲 → 全体的に右(高い側)にズレる

3.33
3.63
3.93

= テストでよく取れている学校は「内申を高くつけてよい権利」をもらえる、というイメージです。

4学年でやり方が少し違う

大切な前提として、大阪府の公立高校入試では 中1・中2・中3すべての学年の評定(内申)が使われます。中3の評定が一番重く扱われますが、中1・中2の成績も入試に入るので、早めの積み上げが大切です。

そのため、各学年でチャレンジテストによる「つけ方チェック」が行われます👇

中11月のチャレンジテスト3教科(国・数・英)でチェック

中21月のチャレンジテスト5教科(国・社・数・理・英)でチェック

中39月のチャレンジテスト5教科でチェック。実技4教科(音・美・保体・技家)はテストが無いので、府の4教科平均と5教科の範囲を組み合わせて確認

🏫 中3の評定が一番重く扱われます。とはいえ内申は中1から積み上がります。「受験は中3から」ではなく、早いスタートがそのまま差になります。

5令和8年度・中3の「基準の数字」

大阪府が公表している、今年度の物差しの目盛り(府全体の標準)です。各学校はこの数字を出発点に範囲を作ります。

5教科(国・社・数・理・英)→ 府全体の評定平均=3.53

5
26%
26%
4
25%
25%
3
31%
31%
2
12%
12%
1
6%
6%

実技4教科(音・美・保体・技家)→ 府全体の評定平均=3.61

5
25%
25%
4
29%
29%
3
33%
33%
2
8%
8%
1
5%
5%
💡 ざっくり「府の平均は3.5前後」が目安。お子さまが学校で平均3.5を超えていれば「府平均以上」と考えられます。

?よくある誤解 Q&A

Q. チャレンジテストの点で内申が決まる? 普段の頑張りはムダ?
A. いいえ。内申は学校の普段のテスト・授業で決まります。チャレンジテストは「学校の評定が適正か確認するだけ」。毎日の学習が一番大事です。
Q. 範囲が高い/低い学校にいると、子どもの評価も上下する?
A. いいえ。範囲はあくまで「学年全体の平均」を見るもの。個人の評定が学校の範囲のせいで上下することはありません。
Q. 絶対評価だと「5だらけの学校」「1だらけの学校」が出て不公平では?
A. 絶対評価は人数枠が無いので、学校によって高評価の生徒が多くなることはあります。でもチャレンジテストの統一ルールで学校間の差を確認しているので、入試が不公平にはなりません。

内申のしくみは少し複雑ですが、結局のところ大切なのは「毎日の授業・テスト・提出物にコツコツ取り組むこと」。これは昔も今も変わりません。当塾でも一人ひとりに寄り添って、しっかりサポートしてまいります。最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

個別学習塾en(エン) 菅野

出典:大阪府教育委員会「調査書評定の府内統一ルールのお知らせ」「令和8年度 中3の絶対評価の基準」(令和8年6月)
本記事は上記をもとに個別学習塾en が保護者向けにまとめたものです。最新・正確な情報は大阪府教育委員会の公表資料をご確認ください。