【住吉高校ってどんな高校?】偏差値・国際文化科と総合科学科・SSH・進学実績・合格の目安|大阪市阿倍野区

大阪市阿倍野区、阪堺電軌上町線「北畠」駅から約100mのところにある府立高校です。1922年(大正11年)に大阪府立第15中学校として創立し、2022年に創立100周年を迎えました。2005年(平成17年)に「国際・科学高校」として再編され、いまは国際文化科(文系)と総合科学科(理系)の2つの専門学科を置いています。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に2007年から指定され、2024年度から第Ⅳ期。ユネスコスクールでもあります。2026年度入試の国公立大学合格は63名です。

基本情報(早わかり)

正式名称大阪府立住吉高等学校(おおさかふりつすみよしこうとうがっこう)
区分公立(大阪府立)・共学/全日制
設置学科国際文化科(4クラス160名)+総合科学科(4クラス160名)
所在地大阪府大阪市阿倍野区北畠2-4-1
偏差値の目安(2026)国際文化科 60/総合科学科 59
在籍者数941名(1年320名・2年317名・3年304名/令和8年6月1日時点・大阪府「ERABO」)
指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)=2007年に指定・2024年度から第Ⅳ期/ユネスコスクール=2008年に加盟
沿革1922年(大正11年)大阪府立第15中学校として創立 → 1948年 大阪府立住吉高等学校と改称・男女共学化 → 1990年 国際教養科を設置 → 2005年 国際・科学高校として再編整備 → 2022年 創立100周年
授業の作り週3日が7限(月・火・金)・週2日が6限(水・木)(50分授業)。毎週水曜の7限は希望者向けのSuper English・Super Korean・Super Research
主な学校行事体育祭(5月)・学園祭(9月)・英語暗唱大会(1年次・11月)・スタディツアー(2年次修学旅行・12月)・英語ディベート大会(2月)・英語合宿(1年次・3月)・探究合宿(総合科学科)

アクセス・地図

住所〒545-0035 大阪府大阪市阿倍野区北畠2-4-1
電話06-6651-0525(代表)・FAX 06-6653-9163
最寄り駅阪堺電軌上町線「北畠」駅から約100m/南海本線・南海高野線「岸里玉出」駅から約1000m。学校は「天王寺駅前から7分北畠より至便」と案内しています
羽曳野・南河内から峰塚中から約49分です(古市駅から近鉄南大阪線で大阪阿部野橋へ、天王寺駅前から阪堺電軌上町線で北畠へ)

※地図は住所をもとに表示しています。正門・通用門の位置は学校公式サイトでご確認ください。

どんな高校?

1922年(大正11年)に大阪府立第15中学校として開校し、翌年に大阪府立住吉中学校、1948年(昭和23年)に大阪府立住吉高等学校と改称しました。2022年に創立100周年を迎えています。2005年(平成17年)に総合科学科・国際文化科を併置する「国際・科学高校」へ再編され、学校はスクールミッションに「グローバル社会において真のリーダーとして世界に貢献できる人物を育成する」と掲げています。

🌏 国際文化科(文系)=テーマは「言葉を学び、社会で協働する力の育成」。2年次から韓国・朝鮮語、中国語、フランス語、スペイン語から1科目を全員が履修します。1年次は全員が英語暗唱大会に参加し、1年次の3月には二泊三日を英語だけで過ごす English Camp(大阪府内のネイティブの先生20人が集まり、約8人の班をひとりで担当)。2年次はディベートやエッセイライティングに取り組みます。国際・科学高校になってから100名以上の留学生を受け入れてきました。

🔬 総合科学科(理系)=テーマは「未知を切り拓く力の育成」。物理・化学・生物・数学・情報の理数の専門科目で実験・実習を多く行い、1年次で研究課題を決め、2年次で研究を実践、3年次は大学や研究所と連携して深める流れです。学校は「総合科学科は分かりやすく言えば理系です」と説明しています。3年次のカリキュラムには3つのコースがあり、数学Ⅲを履修しないコースもあります。

✈️ 海外とのつながりは学科を問わず開かれていて、オーストラリア研修・アメリカ語学研修・ケンブリッジ研修・ニューヨーク短期留学のほか、SSHの研修として米国フロリダ州オーランドのNASA関連施設を訪ねる国際科学探究ツアーがあります。姉妹校は韓国の清潭高等学校(1999年から)と台湾の台北市立中山女子高級中学(2007年から)で、修学旅行は台湾へのスタディツアーです。

📚 学習面では、土曜日に希望者向けのTOEIC講習会(1・2年)や河合塾との連携講座があり、本館の自習室はブース形式で約60席。両学科共通の探究「SUKIPRO(スキプロ)」では、自分の好きなことを生かした社会貢献プロジェクトを3年間かけて企画・実践します。

校風・特色

学校のモットーは「自主自律」です。学校は「自ら考え行動することが求められます。ただし、全てが自由という訳ではありません」と書いています。
📌 服装は「制服」ではなく「標準服」です。入学式・卒業式などの式典や海外交流の際は標準服を着用し、普段は「華美にならない」私服が認められています。学校によると、在校生は標準服と私服がそれぞれ50%程度。頭髪の染色・脱色は制限されています。始業は原則午前8時35分です。
行事は生徒会ではなく「自治会」が運営します。体育祭は全クラスを4つの団体に分けて競い、学園祭は2日間連続で開かれます。
🏆 18の運動部と21の文化部があります。硬式野球・ラグビー・サッカー・陸上競技・剣道・卓球・水泳・体操・バスケットボール・バレーボール・バドミントンなどのほか、文化系にはSEC(住吉英語クラブ)・KCS(Korean Culture Studies)・CCS(China Culture Studies)・サイエンス部・伝統芸能部・競技かるた部・Glee など、学科の特色に近いクラブもあります。

出典:学校公式サイト ほか(学校が公表する教育方針にもとづく記述です)

コースと偏差値(2026年・目安)

コース・学科偏差値の目安
国際文化科60
総合科学科59

出典:当塾が五ツ木模試の資料をもとに整理した合格目安です(五ツ木は大阪の中学生が受ける主要模試)。

卒業後の進路(公式データ)

大阪府が公表している卒業生の進路内訳(実人数)の直近3年は次のとおりです。

進路先2024年春
(273名)
2025年春
(270名)
2026年春
(267名)
4年制大学223名224名213名
短期大学1名1名1名
専門学校等4名7名4名
就職1名38名3名
その他44名—46名
4年制大学の割合82%83%80%

※進路内訳は実人数。大阪府の表記では令和5・6・7年度です。割合は当塾が計算しました。出典:大阪府「ERABO(大阪府公立高等学校・支援学校検索サイト)」大阪府立住吉高等学校のページ。
🚩2025年春(令和6年度)だけ「就職38名・その他0名」と、ほかの年と形が違います。大阪府の公表値をそのまま載せています。

🔍 この数字の見方:4年制大学が8割前後で、短大・専門学校・就職はごく少数です。「その他」が毎年40名台あり、これは浪人して翌年の受験にのぞんだ層と見るのが自然です。学校の令和8年度の学校経営計画には「国公立大学受験者 160名以上(R5 120名、R6 120名、R7 115名)」という目標が書かれています。

国公立大学の合格者数(学校公表・2026年度入試)

大学合格者数
大阪公立大学15名
和歌山大学12名
大阪教育大学9名
大阪大学4名
神戸市外国語大学2名
神戸大学1名
国公立大学の合計63名(現役52名・既卒11名)

出典:学校公式サイト「進学実績」2026年度入試 国公立大学合格数。国立35名(現役30・既卒5)・公立28名(現役22・既卒6)。

主な私立大学の合格数(学校公表・2026年度入試)

大学合格数
近畿大学276名
関西大学112名
同志社大学47名
龍谷大学44名
関西学院大学39名
摂南大学36名
関西外国語大学36名
立命館大学30名
私立大学の合計746名(現役682名・既卒64名)

出典:学校公式サイト「進学実績」2026年度入試 私立大学合格数。学部ごとの合格数を足した数(延べ)で、1人が複数の学部に合格するとその分だけ数えられています。学校は「大学から情報提供があったものを中心に掲載しています」と注記しています。

📝 enからの読み方:卒業生は1学年270名前後です。国公立は63名(現役52名)で、大阪公立大学15名・和歌山大学12名・大阪教育大学9名が中心。大阪大学も4名です。私立は延べの数字なので実人数より大きく出ますが、近畿大学276・関西大学112が柱で、同志社・関西学院・立命館にも毎年届いています。国際文化科がある学校らしく、関西外国語大学36名・神戸市外国語大学2名と外国語系の進学先も目に入ります。

📊 以上は個別学習塾enが学校・大阪府の公式発表(2026年10月時点)をもとに整理したものです。最新・正確な情報は各公式サイトでご確認ください。

入試の形と倍率(公式データ)

住吉高校は国際文化科と総合科学科の2つの専門学科を、同じ一般入学者選抜で募集します。出願のときに第1志望の学科を選び、もう一方の学科を第2志望にすることもできます。学科は入学志願書を出すときに決め、学校は「入学後の学科変更はできない」と案内しています。

入試年度募集人員
(2学科計)
第1志望者数学校全体の
志願者数
学校全体の
競争率
令和6年度(2024年春入学)312名総合科学 206名
国際文化 210名
416名1.33倍
令和7年度(2025年春入学)312名総合科学 191名
国際文化 203名
394名1.26倍
令和8年度(2026年春入学)312名総合科学 193名
国際文化 224名
417名1.34倍

出典:大阪府「大阪府公立高等学校一般入学者選抜(全日制の課程)の志願者数」(各年度の締切数)。学科ごとの募集人員は、令和6年度・令和8年度が総合科学155名・国際文化157名、令和7年度が総合科学158名・国際文化154名です。このほかに海外から帰国した生徒の入学者選抜(帰国生選抜)があり、令和8年度は募集8名に14名が志願しました(大阪府「ERABO」)。
※大阪府の資料は「第1志望者数」、ERABOは学科別の「志願者数」を載せており、学科ごとの数字が一致しないため、当塾では学科別の倍率は出していません。

🔍 この数字の見方:3年とも学校全体で1.26〜1.34倍で、令和8年度は417名が出願して105名が不合格になりました。このシリーズで扱う公立のなかでは倍率が高いほうです。第1志望は令和8年度に国際文化科224名・総合科学科193名で、国際文化科のほうが多く集まりました。

合否の決まり方(一般入学者選抜・タイプⅠ)

要素満点中身
学力検査(当日点)450点 → 630点国語・社会・数学・理科・英語を各90点。タイプⅠは1.4倍にして使います
調査書(内申)450点 → 270点9教科を各50点(中3の評定×6+中2の評定×2+中1の評定×2)。タイプⅠは0.6倍
総合点900点当日点:内申=7:3

出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜の方法」令和9年度(一般入学者選抜)。

⚠️ 学力検査の問題の種類(A・B・C)と、当日点と内申にかける倍率の「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」は、毎年度 大阪府が公表し、学校ごとに変わることがあります。受験する年度のものを必ず大阪府のホームページでご確認ください。参考までに、令和9年度(2027年春入学)入試について府が公表している住吉高校の内容は、国語「C問題」・数学「B問題」・英語「C問題」/タイプ「Ⅰ」(当日点と内申が7:3)です。
なお合否は、総合点の高い順に募集人員の90%までを合格とし、残りの「ボーダーゾーン」では自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がその学校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とする手順(Step4)が入ります。

📝 enからの読み方:
① 国語と英語がC問題(発展的問題)、数学はB問題という組み合わせです(令和9年度)。大阪府の資料では、英語のC問題は「問題文は、指示文を含め、すべて英語で構成する」とされ、リスニングもA・B問題と異なる問題で配点は約33%(A・B問題は約20%)です。英語C問題の過去問に早めに一度ふれておくと、準備の量が見えてきます。
② タイプⅠ(当日点7:内申3)です。当日点の比重が大きい一方、内申270点は小さくないので、線上ではそのまま差になります。
③ 第2志望の学科を書くことができます。令和8年度は国際文化科を第1志望にした224名のうち132名が、総合科学科を第2志望にしていました(大阪府の資料)。
④ 学科は入学後に変えられません。学校は「総合科学科は分かりやすく言えば理系」「国際文化科は文系」と説明しています。

合格の目安

2つの学科は同じ選抜で募集しますが、五ツ木の合格者平均は学科ごとに出ています。

コース・学科偏差値
(2026)
内申
9教科(45点満点)
定期テスト
5教科(500点)
実力テスト
国際文化科6035〜3973〜80%63〜71%
総合科学科5935〜3973〜80%63〜71%

五ツ木模試について:合格の目安はおおむね上記の偏差値帯と同程度です。正確な合格可能性(A判定)ラインは最新の五ツ木の進学資料、または個別学習塾enの面談でご確認ください。

⚠️ 数値の信頼度:偏差値は五ツ木模試の資料をもとにした当塾の目安です。内申・定期テスト・実力テストの数値は「enの指導経験にもとづく塾の目安」であり、学校が公表する公式基準ではありません。大阪の公立高校は、入試当日点+内申(調査書=中1〜中3の9教科評定/合計450点満点)の合計点で合否が決まります。学校が選ぶ「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」により内申と当日点の比率が変わります。

個別学習塾enから見たこの高校

🌿 「英語や外国語を深く学びたい」「理科の研究をしてみたい」がはっきりしている中学生には、具体的な選択肢になる学校です。国際文化科は第2外国語が全員必修で、英語だけで過ごす合宿もあり、総合科学科は3年間の研究活動とSSHの研修が軸になります。学科は入学後に変えられないので、どちらの学び方が合うかを中3の秋までに見ておくと選びやすくなります。
入試は国語と英語がC問題・数学がB問題・タイプⅠ(令和9年度)で、学校全体の倍率は3年とも1.3倍前後です。進路は国公立63名(大阪公立大15名・和歌山大12名・大阪教育大9名)、私立は近畿大学・関西大学が柱です。
生活面は標準服で、普段は私服も認められている作り。羽曳野からは約49分で、阿部野橋から阪堺電軌に乗り換えて北畠で降ります。学校説明会は10月31日(土・中2と中3が対象)・12月19日(土・中3が対象)です。 個別学習塾en(羽曳野市羽曳が丘)でも、進路の選択肢としてご相談いただける学校です。「今の成績からこの学校まで何が必要か」も、面談で具体的にお伝えできます。

よくある質問(FAQ)

Q. 偏差値はどのくらいですか?
A. 国際文化科が60、総合科学科が59が目安です(五ツ木模試の合格者平均をもとにした当塾の目安)。
Q. 国際文化科と総合科学科は何が違いますか?
A. 学校の説明では「総合科学科は分かりやすく言えば理系です。理数の授業が多く、研究活動や実験等をたくさん取り入れ」、「国際文化科は文系です。外国語の授業が多く、2年生では第2外国語を勉強します」。入学後に学科は変えられません。海外研修はどちらの学科からも参加できます。
Q. 第2外国語は何を選べますか?
A. 国際文化科は2年次から韓国・朝鮮語、中国語、フランス語、スペイン語から1科目を全員が履修します。
Q. SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは何ですか?
A. 文部科学省から指定を受けて、理数教育の研究開発を行う高校です。住吉高校は2007年度に指定され、2024年度から第Ⅳ期に入っています。総合科学科の研究活動、大学ラボツアー、国際科学発表会などがこの取り組みにあたります。
Q. 入試の問題はどれですか?
A. 令和9年度(2027年春入学)は国語がC問題、数学がB問題、英語がC問題、社会・理科は全校共通問題です。倍率のタイプはⅠ=当日点7:内申3です(毎年度 大阪府が公表します)。
Q. 第2志望で別の学科を書けますか?
A. 書けます。2つの学科は同じ一般入学者選抜で募集しており、第1志望の学科で不合格でも第2志望の学科で合格となる場合があります。令和8年度は、国際文化科を第1志望にした224名のうち132名が総合科学科を第2志望にしていました(大阪府の資料)。
Q. 倍率はどのくらいですか?
A. 学校全体で令和6年度1.33倍→令和7年度1.26倍→令和8年度1.34倍です。令和8年度は募集312名に417名が出願しました(帰国生選抜を除く)。
Q. 大学にはどのくらい行きますか?
A. 4年制大学が8割前後です(2026年春は267名のうち213名)。2026年度入試の国公立大学合格は63名(現役52名)で、大阪公立大学15名・和歌山大学12名・大阪教育大学9名・大阪大学4名などです。
Q. 制服はありますか?
A. 「標準服」があり、普段は私服でも登校できます。学校は「式典や行事の時は標準服を着用しますが、普段は私服を着ても大丈夫」と案内しており、在校生は標準服と私服がそれぞれ50%程度です。頭髪の染色・脱色は制限されています。
Q. 部活動はどのくらいありますか?
A. 18の運動部と21の文化部です。SEC(住吉英語クラブ)やKCS(Korean Culture Studies)、CCS(China Culture Studies)、サイエンス部など、学科の学びに近いクラブもあります。
Q. 学校見学はできますか?
A. 2026年度の学校説明会は第1回 10月31日(土)=中学2・3年生と保護者が対象(4部制)、第2回 12月19日(土)=中学3年生と保護者が対象(2部制)です。第1回の申し込みは10月5日(月)19時から、第2回は11月16日(月)19時から、学校公式サイトのフォームで受け付けます(参加生徒1名につき付き添いのご家族1名まで)。上履きと外靴を入れる袋が要ります。
Q. どれくらいの成績で合格できますか?
A. 上の「合格の目安」表をご覧ください(内申・テスト点はenの指導経験にもとづく塾の目安)。大阪の公立高校は当日点+内申(調査書)の合計点で決まります。内申は中1〜中3の9教科評定が対象で、中3の評定が6倍で効きます。気になる方はenの面談で現状からの距離をお伝えします。
📍 個別学習塾en(大阪府羽曳野市羽曳が丘)では、お子さまの今の成績から志望校までの距離を具体的にお伝えしています。
👉 最新の募集状況・お問い合わせはこちら