【高津高校ってどんな高校?】偏差値・文理学科・SSH/GLHS・進学実績・合格の目安|大阪市天王寺区
大阪市天王寺区にある文理学科の府立高校です。1918年(大正7年)に大阪府立第11中学校として創立された、100年を超える歴史のある学校で、校風・校是は「自由と創造」「日新日進」。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)と、大阪府のグローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)の両方に指定されています。制服はありません。2026年春の卒業生は343名のうち148名が国公立大学に現役合格(学校公表)。土曜講習・早朝講習・平日20時までの自習室など、学校の中での学習支援を前面に出している学校です。
基本情報(早わかり)
| 正式名称 | 大阪府立高津高等学校(こうづこうとうがっこう) |
| 区分 | 公立(大阪府立)・共学/全日制 |
| 設置学科 | 文理学科のみ(各学年9クラス) |
| 所在地 | 〒543-0016 大阪府大阪市天王寺区餌差町10-47 |
| 募集人員(2026年度入試) | 360名 |
| 偏差値の目安(2026) | 66 |
| 在籍者数 | 1,070名(1年360名・2年357名・3年353名/令和7年5月1日時点) |
| 校風・校是 | 「自由と創造」「日新日進」 |
| 教育目標 | 強靭な知性・みずみずしい感性・品格ある人間性 |
| 指定 | 文部科学省 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)=平成20年度から・令和5年度から第4期/大阪府 GLHS(グローバル・リーダーズ・ハイスクール)=平成23年度から |
| 制服 | なし |
| 沿革 | 1918年(大正7年)大阪府立第11中学校として発足 → 1919年 大阪府立高津中学校と改称 → 1948年(昭和23年)大阪府立高津高等学校・男女共学が始まる → 1992年 新校舎完成 → 2008年 SSH指定 → 2011年 GLHS指定 → 2018年 創立100周年 |
| 主な学校行事 | 記念祭(6月 体育祭・9月 文化祭)・1年学習合宿(4月下旬 2泊3日)・2年修学旅行(沖縄)・体験型進路学習(1年 職場訪問/2年 研究室訪問)・KITEC(英語集中講座)・校内大会(年2回) |
アクセス・地図
| 住所 | 〒543-0016 大阪府大阪市天王寺区餌差町10-47 |
| 電話 | 06-6761-0336(代表)・FAX 06-6761-8153 |
| 最寄り駅 | 近鉄「大阪上本町」駅より北東へ約800m/大阪メトロ千日前線・JR環状線・近鉄「鶴橋」駅より北西へ約900m/大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅より東北東へ約1000m/大阪メトロ長堀鶴見緑地線・JR環状線「玉造」駅より南西へ約1200m |
| 通学 | 学校の資料では在校生の通学時間の平均は40分程度。自転車通学の距離制限はありません |
| 羽曳野・南河内から | 峰塚中から約55分です(古市駅から近鉄南大阪線で大阪阿部野橋、天王寺から大阪メトロ谷町線で谷町九丁目へ) |
※地図は住所をもとに表示しています。正門・通用門の位置は学校公式サイトでご確認ください。
どんな高校?
1918年(大正7年)に大阪府立第11中学校として創立し、翌年に大阪府立高津中学校と改称、1948年(昭和23年)に大阪府立高津高等学校になりました。このとき清水谷高等女学校(現・清水谷高校)と生徒・教職員を交換し、男女共学が始まっています。2018年に創立100周年を迎えました。
🔬 SSHとGLHSの両方の指定校です。平成20年度に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、令和5年度から第4期5年間の指定が続いています。平成23年度には大阪府からグローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)の指定を受けました。学校は文理学科について「進学だけに特化したいわゆる『特進コース』ではなく、課題研究や研究発表、教科横断型授業、小論文の授業などを実施する」と説明しています。
📚 授業と講習の形(学校公表)
▸ 月・水・金は50分×7限、火・木は50分×6限。授業日数の確保のため2学期制で、2年生からは半期認定制度があります。
▸ 講習は土曜日・長期休暇・早朝・放課後。1年生の土曜講習は全員必修(国・英・数)、2・3年生は希望制です。
▸ 自習室は火曜以外の平日、17時から20時まで開いています。
▸ 入学してすぐ、2泊3日の学習合宿(滋賀県大津市)があります。
🌏 探究と英語:1年はSDGsを共有テーマにした課題研究基礎、2年は希望する科目に分かれて課題研究、3年で論文を作成します。英語は、ネイティブスピーカーを多数招いて一日英語漬けで会話力を上げるKITEC(主に1年生・夏休み)、上本町の国際交流センターで留学生から英語や韓国語を学ぶGULS(年間20回・木曜18:30から)があり、台湾サイエンスツアー・種子島・屋久島サイエンスツアーなどの研修もあります。
🧭 体験型進路学習として、1年生は7月に職場訪問、2年生は研究室訪問を行います。訪問先の例として、学校の資料には京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪公立大学などが挙がっています。
校風・特色
校風・校是は「自由と創造」「日新日進」。学校からのメッセージは「自ら考え、自ら判断し、自ら未来を切り拓く力を育てます。勉強、行事、部活動…さまざまな活動に主体的に挑戦し模範解答ではなく自分の答えを見つける日々があります」。制服はなく、学校は「細かな規制は設けていませんが」と書いたうえで、「校則にはなくても社会通念上『間違っている』ことに関しては、『自由』を謳っている学校だからこそ厳格に指導しています」と説明しています。
🏃 部活動の加入率は約85%。クラブ活動は平日は18時15分まで、講習のある土曜日の午前は活動禁止で、勉強との切り替えをつける作りです。体育祭と文化祭を合わせた「記念祭」は生徒主体の行事で、記念祭実行委員会には200名以上の生徒が自らの意志で参加し、最後はファイアーフォークで締めくくります。
📊 学校が公表している学年別の通塾率(R6〜R8平均)は1年生28%・2年生38%・3年生62%。参考として「気になるいくつかの府立高校の3年生の通塾率平均」76%を並べ、「講習・自習室等の学力向上のセーフティーネット充実により、比較的低い通塾率」としています。
出典:学校公式サイト ほか(学校が公表する教育方針にもとづく記述です)
コースと偏差値(2026年・目安)
| コース・学科 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 文理学科 | 66 |
出典:当塾が五ツ木模試の資料をもとに整理した合格目安です(五ツ木は大阪の中学生が受ける主要模試)。
卒業後の進路(公式データ)
高津高校はほぼ全員が4年制大学をめざす学校です。大阪府が公表している卒業生の進路内訳(実人数)の直近3年は次のとおりです。
| 進路先 | 2023年春 (345名) | 2024年春 (345名) | 2025年春 (352名) |
|---|---|---|---|
| 4年制大学 | 252名 | 275名 | 300名 |
| 短期大学 | — | — | — |
| 専門学校等 | 5名 | 1名 | 2名 |
| 就職 | — | — | — |
| その他 | 88名 | 68名 | 50名 |
| 4年制大学の割合 | 73% | 80% | 85% |
※進路内訳は実人数。学校公式・大阪府の表記では令和4・5・6年度です。割合は当塾が計算しました。出典:大阪府「ERABO(大阪府公立高等学校・支援学校検索サイト)」大阪府立高津高等学校のページ。
主な大学の合格者数(学校公表・延べ人数)
| 大学 | 2026年春 (カッコ内は現役) | 2025年春 | 2024年春 |
|---|---|---|---|
| 国立大学 合計 | 108名(87) | 133名 | 149名 |
| 京都大学 | 5名(4) | 7名 | 10名 |
| 大阪大学 | 24名(19) | 32名 | 35名 |
| 神戸大学 | 22名(20) | 33名 | 27名 |
| 大阪教育大学 | 13名(13) | 10名 | 18名 |
| 公立大学 合計 | 75名(62) | 109名 | 88名 |
| 大阪公立大学 | 53名(43) | 86名 | 64名 |
| 関西大学 | 160名(145) | 211名 | 187名 |
| 関西学院大学 | 120名(107) | 129名 | 153名 |
| 同志社大学 | 137名(113) | 137名 | 165名 |
| 立命館大学 | 99名(80) | 111名 | 105名 |
| 近畿大学 | 123名(103) | 127名 | 113名 |
出典:学校公式「大学入試合格者数一覧(2026年4月更新)」。学校の表記では2026年春=R7年度、2025年春=R6年度、2024年春=R5年度です。延べ人数(1人が複数の大学・学部に合格した場合も数えます)。現役の内訳は最新年度のみ公表されています。
※大阪公立大学の人数は、学校の別の資料では48名(現役42名)・51名(現役42名)と載っており、集計の時点により異なります。
私立は関西大学・同志社大学・関西学院大学・近畿大学・立命館大学がそれぞれ100名前後〜160名で、関関同立が厚い形です。国公立と関関同立の両方を現実的な目標にできる層の学校、という見方ができます。
📊 以上は個別学習塾enが学校と大阪府の公式発表(2026年10月時点)をもとに整理したものです。最新・正確な情報は学校公式サイトでご確認ください。
入試の形と倍率(公式データ)
高津高校は文理学科のみです(学校公表=「平成30年度入試から『文理学科』のみの募集になりました」)。文理学科は大阪府内のどこからでも出願できる学科で、府内10校のグローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)に置かれています。
| 入試年度 | 募集人員 | 志願者数 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度(2024年春入学) | 360名 | 561名 | 1.56倍 |
| 令和7年度(2025年春入学) | 360名 | 464名 | 1.29倍 |
| 令和8年度(2026年春入学) | 360名 | 501名 | 1.39倍 |
出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜における志願者数について」(各年度の一般入学者選抜・締切数)。令和8年度は合格者360名(学校公式「概要」)。
⚠️ 学力検査の問題の種類(A・B・C)と、当日点と内申にかける倍率の「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」は、毎年度 大阪府が公表し、学校ごとに変わることがあります。受験する年度のものを必ず大阪府のホームページでご確認ください。以下は令和9年度(2027年春入学)入試について府が公表している高津高校の内容で、国語・数学・英語が「C問題」、タイプは「Ⅰ」(当日点と内申が7:3)です。
合否の決まり方(令和9年度・一般入学者選抜・タイプⅠ)
| 要素 | 満点 | 中身 |
|---|---|---|
| 学力検査(当日点) | 450点 → 630点 | 国語・社会・数学・理科・英語を各90点。タイプⅠは1.4倍にして使います |
| 調査書(内申) | 450点 → 270点 | 9教科を各50点(中3の評定×6+中2の評定×2+中1の評定×2)。タイプⅠは0.6倍 |
| 総合点 | 900点 | 当日点:内申=7:3 |
出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜の方法(一般入学者選抜・全日制の課程)」令和9年度/「アドミッションポリシー(求める生徒像)・学力検査問題の種類・倍率のタイプ」令和9年度。
なお合否は、総合点の高い順に募集人員の90%までを合格とし、残りの「ボーダーゾーン」では自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がその学校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とする手順が入ります。
① 令和9年度は国語・数学・英語がすべてC問題(発展的問題)、タイプⅠ(当日点7:内申3)です。C問題は英語の長文を時間内に読み切る速さと数学の記述が中心になり、学校の定期テストとは別の準備が効いてきます。
② それでも内申270点があり、中3の評定が内申の6割をつくります。当日点で合否の線上にいるときは、内申の差がそのまま効きます。副教科も9教科に入ります。
③ 学校が求める生徒像(令和9年度)の1番目は「高い基礎学力を持ち、難関大学への進学等、目標達成のため、学業に真摯に取り組む生徒」で、続いて「自ら課題を発見し解決しようとする意欲的な生徒」「社会貢献への具体的な取組みが感じられる生徒」が挙がっています。ボーダーゾーンでは、自己申告書と「活動/行動の記録」がここに合っているかが見られます。
入学後にかかる費用(学校公表)
1年生で約265,850円(R8年度実績)。内訳は入学金5,650円、教科書・副読本 約43,000円、体操服・ジャージ15,700円、学習合宿42,000円、修学旅行積立金110,000円 など。制服は0円(制服なし)、ICT端末は0円(貸与)です。2年生は約94,503円、3年生は約61,892円。授業料(118,800円)は「就学支援金や府の授業料無償化制度でほとんどの方が免除」と学校は案内しています。
出典:学校公式「校則や高津で求められる振る舞いについて」ほか(学校説明会資料・よくある質問)。このほかにクラブの部費や希望制の模試代などが加わります。
合格の目安
文理学科の1つの枠なので、目安は1本です。令和9年度は国語・数学・英語がC問題(タイプⅠ)です。
| コース・学科 | 偏差値 (2026) | 内申 9教科(45点満点) | 定期テスト 5教科(500点) | 実力テスト |
|---|---|---|---|---|
| 文理学科 | 66 | 40〜44 | 85〜91% | 77〜85% |
五ツ木模試について:合格の目安はおおむね上記の偏差値帯と同程度です。正確な合格可能性(A判定)ラインは最新の五ツ木の進学資料、または個別学習塾enの面談でご確認ください。
個別学習塾enから見たこの高校
この学校の特徴は、学校の中での学習支援を数字で示している点です。1年生の土曜講習が全員必修、自習室は平日20時まで、そして通塾率は3年生でも62%と、学校が参考に挙げた府立校の平均76%より低いことを学校自身が公表しています。
進路は4年制大学へ進む割合が73%→80%→85%と上がっており、2026年春は国公立大学の現役合格が148名(卒業生の43%)。私立は関関同立がそれぞれ100名前後〜160名と厚く、国公立と関関同立の両方を目標にできる層の学校です。
入試はC問題+タイプⅠで、当日点の比重が大きい組み合わせです。制服がなく、自由と自律を軸にした校風なので、自分で時間を組み立てられるかどうかも学校選びの材料になります。見学は高津キャンパスツアーで、中学3年生向けは第3回が10月25日(日)・第4回が12月6日(日)、中学1・2年生向けが令和9年2月7日(日)です。 個別学習塾en(羽曳野市羽曳が丘)でも、進路の選択肢としてご相談いただける学校です。「今の成績からこの学校まで何が必要か」も、面談で具体的にお伝えできます。
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