【天王寺高校ってどんな高校?】偏差値・文理学科・京大阪大の実績・合格の目安|大阪市阿倍野区

大阪市阿倍野区、近鉄南大阪線「河堀口(こぼれぐち)」駅から0.4kmのところにある大阪府を代表する進学校です。1896年(明治29年)に大阪府第5尋常中学校として創立し、130年目を迎えています。全日制は文理学科だけの募集(定員360名・学区なし)。進学指導特色校(GLHS)・スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校で、2026年入試では京都大学53名・大阪大学63名・大阪公立大学77名・東京大学4名が合格しています。教育の三本柱は「授業第一主義」「鍛錬主義」「本物志向」、校風は「自由闊達 質実剛健」。部活動には9割以上の生徒が所属しています。

基本情報(早わかり)

正式名称大阪府立天王寺高等学校(てんのうじこうとうがっこう)
区分公立(大阪府立)・共学/全日制
設置学科文理学科のみ
所在地大阪府大阪市阿倍野区三明町2丁目4番23号
募集人員360名(学区なし=大阪府内全域から出願できます)
偏差値の目安(2026)73
在籍者数1,075名(1年361名・2年360名・3年354名/2025年5月1日時点・大阪府「ERABO」)
指定進学指導特色校(GLHS)・スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
教育の三本柱「授業第一主義」「鍛錬主義」「本物志向」
校風「自由闊達 質実剛健」
服装大阪府の資料では「標準服」
沿革1896年(明治29年)2月1日創立、大阪府第5尋常中学校(大阪府第1尋常中学校=現・北野高等学校から分離生188名を受け入れ)→ 1901年(明治34年)大阪府立天王寺中学校 → 1919年(大正8年)現在地(阿倍野区三明町)へ移転 → 1927年(昭和2年)校舎が全焼・1929年 新校舎竣工 → 1948年(昭和23年)大阪府立天王寺高等学校/同年、男女共学の実施により府立夕陽丘高校との間で生徒・教官の交流を行う
主な学校行事創立記念講演会・遠足・運動会・京大研修会・臨海学校・林間学校・東大研修会・Road to GL・Learning Days・医系Life・水泳大会・文化展示発表会(文展)・修学旅行・SSH大阪サイエンスデイ・文楽鑑賞会・ようこそ先輩・合唱コンクール・能楽鑑賞会・長距離走大会・金剛登山・徒歩訓練・校内作品展・リーダーズアセンブリー・オーストラリア研修・台湾研修・課題研究発表会

アクセス・地図

住所〒545-0005 大阪府大阪市阿倍野区三明町2丁目4番23号
電話06-6629-6801(代表)・FAX 06-6629-4889
最寄り駅JR阪和線「美章園」駅 0.3km/近鉄南大阪線「河堀口(こぼれぐち)」駅 0.4km/Osaka Metro谷町線「文の里」駅 0.7km/JR環状線「寺田町」駅 0.8km。学校の案内では「JR天王寺駅、大阪メトロ天王寺駅から900m」
羽曳野・南河内から🚩 近鉄南大阪線の沿線からは、乗り換えなしで行けます。最寄りの「河堀口」は大阪阿部野橋(天王寺)の1つ前の駅で、南大阪線がそのまま使えます。通学時間の目安は50分前後。このシリーズで扱う大阪市内の学校のなかでは、南河内からもっとも素直に通える立地です。学校は「自転車通学をしている生徒も多くいます」とも案内しています

※地図は住所をもとに表示しています。正門・通用門の位置は学校公式サイトでご確認ください。

どんな高校?

1896年(明治29年)2月1日に大阪府第5尋常中学校として創立しました。大阪府第1尋常中学校(現在の北野高等学校)から分離生188名を受け入れ、4月13日に東成郡西高津村(現在の天王寺区下寺町)の大蓮寺の境内で授業を開始したという始まりです。1901年(明治34年)に大阪府立天王寺中学校となり、1919年(大正8年)に現在地の阿倍野区三明町へ移転しました。

その後、1927年(昭和2年)に校舎が全焼し、仮校舎を経て1929年に新校舎が竣工(この建物は平成5年3月まで使われました)。1945年(昭和20年)の大阪大空襲でも工作室・倉庫・食堂が焼失しています。1948年(昭和23年)に大阪府立天王寺高等学校へ改称。同じ年、男女共学の実施にあたって、高校1年生と併設中学3年生の各半数、教官14名を府立夕陽丘高校との間で交流しました。このとき校舎は市立の新制中学校に転用され、全生徒の授業を夕陽丘高校で行ったという記録が残っています。

📌 いちばん有名なのは、この一文です。「秀才を誇らず野人を誇り、名門を言わず実力をいう。明朗にして適度に楽しむことを忘れない。」学校は全ての生徒にこの心構えを身につけさせるとしています。教育の三本柱は「授業第一主義」「鍛錬主義」「本物志向」で、文武両道による全人教育(=秀才を誇らず野人を誇り、名門を言わず実力を言う教育)をめざす、という書き方です。

学科は文理学科だけで、府内全域から出願できます。教育課程は2学期制(前期・後期の区切りは10月上旬)で、「国・数・英の3科目については可能な限り毎日授業」を組み込む作り。2年次から文科・理科に分かれます。学校設定科目に「創知」があり、情報教育・サイエンスイングリッシュ・ディベートで身につけた素養を「課題研究」(2年生全員が1年かけて取り組み、年度末に校内発表)に活かす設計です。

1日の流れも公表されています。朝は8:10までに登校してSHR、1時間目は8:20から。45分授業で午前は5限まで、3時間目と4時間目の間には「ティータイム」と呼ばれる15分休憩があります(午前の授業が13時前に終わるため、ここで軽食をとる生徒もいます)。昼休みは12:50から45分、午後は7時間目まで。学校は「天高生の1日はとても忙しいです。決して楽(ラク)ではありません」と書いています。

📚 自学自習の仕組みが整っています。平日の放課後はHR教室が17:00まで、総合演習室が18:05まで自習室として開放。土曜日には「桃陰(とういん)セミナー」という自学自習支援システムがあり、平成13年9月から続いています(原則土曜の9:00〜12:30と13:30〜16:30、各自の教材で自習、私語・飲食厳禁、質問受付は卒業生が担当)。さらに「部学習日」という決まりがあり、部活動がある土曜日の午前か午後の半日を部単位で学習に充て、各部が年間8日以上を設定します。奨学金では、同窓会を母体とする「桃陰奨学財団」の給付型奨学金もあります。

🌏 SSH・GLHSの指定校で、海外研修が複数あります。学校のQ&Aでは「SSHとGLHSのプログラムで、夏休みにアメリカ、冬休みにシンガポールに行っています。3月初めに短期間ですが台湾研修もあります。さらに、本校独自のプログラムでオーストラリア研修があります」と説明されています(いずれも審査があります)。

📌 行事がとにかく多い学校です。Q&Aで学校自身が説明している代表的なものを挙げます。
🏕️ 林間学校(1年生)=奈良県吉野にある本校の山岳部が所有する「あしび山荘」にクラス単位で1泊。電気も水道も無いところで、生徒が自分たちで川に水を汲みに行き、火を起こしてご飯を炊きます。
🌊 臨海学校=毎年7月に福井県若狭湾で実施。1年生の希望者約200人で行い、教員だけでなくOBも多数 来て安全を確保しながら指導します。
⛰️ 金剛登山・徒歩訓練も年間行事に入っています。
🏫 京大研修会(2年生全員)=京都大学の各学部の教授のもとで研究室や実験装置を見学。東大研修会(1・2年生の希望者)=卒業生の教授による学内の学びと研究室見学、夜には本校卒業生の東大生との座談会。
🎤 天高アカデメイア=各界で活躍する方を招いた講演(これまでJAXAの研究者、四天王寺を建立したときから続く建設会社「金剛組」の方など)。

校風・特色

校風は「自由闊達 質実剛健」。学校は「教員、生徒、生徒相互の間に呼応の関係を醸成し、『授業第一主義』『多彩な行事』『活発な部活動』を特色として、知力・体力・精神力を養っている」と説明しています。
スクールミッションは「『質実剛健・自由闊達』な校風のもと、明治29年(1896年)創立の大阪の伝統校、そしてグローバルリーダーズハイスクールとして、社会に貢献する高い『志』と決してあきらめない粘り強さを持ち、文化、社会、科学技術等、幅広い分野において世界を変える駆動力を持った、人間性豊かなリーダーを育成する」。
📌 3年間の目標が学年ごとに言葉になっています(「天高育成プログラム」)=1年次は「天高生になる」、2年次は「リーダーになる」、3年次は「夢の実現」。進路指導の面では1年「学習習慣の確立と基礎学力の養成」/2年「基礎学力の完成と高い志の育成」/3年「応用力の涵養と夢の実現」です。学校は「天高生活は勉学のみ(偏差値の高い大学に進学することのみを目標にする)ではなく」「大学はあくまでも通過点として、社会に貢献できる人材を育成すること。これが、天高進路指導の理念です」と書いています。
🏆 部活動は運動部19・文化部21(+有志団体)で、約9割以上の生徒が所属しています。大阪府の資料では「全校生徒の約70%が運動部、約40%が文化部に所属」=合わせて110%で、兼部している生徒がいることが分かります。学校は「短時間で行う『効率よく工夫された』部活動が信条です」と説明し、桃陰セミナーも使いながら「”切り替え”と”集中力”で『勉強の成果を上げながら部活動も両立させる』”高校生の理想像”を目指そう」と呼びかけています。
運動部は陸上・水泳・体操・硬式野球・ハンドボール・ラグビー・男女バレーボール・男女バスケットボール・サッカー・フィールドホッケー・硬式テニス・ソフトテニス・柔道・剣道・卓球・山岳スキー・ワンダーフォーゲル。文化部は数学研究・物理研究・化学研究・生物研究・情報研究・社会研究・美術・文藝・演劇・吹奏楽・軽音楽・放送・茶華道・フォークソング・音楽・書道・囲碁将棋・家庭科・図書・競技かるたです。
研究系の部が6つ(数学・物理・化学・生物・情報・社会)そろっているのは、SSH指定校らしい構成です。
進路の場も用意されています。創立記念講演会(日本や世界の第一線で活躍する卒業生を招く/令和6年度は三井住友トラスト・ホールディングス取締役執行役社長、令和5年度は大阪国際がんセンター総長)、「ようこそ先輩」(卒業後30年・40年のOB・OGを招く)、校内模擬試験「天模試」(3年生は6月・8月・11月)、共通テスト演習会(直前の週末に本番と同じ時間帯で演習し自己採点まで)、講座制授業(共通テスト後に志望大学別)。北館2階には進路相談室があり、大学の過去問も自由に使えます。

出典:学校公式サイト ほか(学校が公表する教育方針にもとづく記述です)

コースと偏差値(2026年・目安)

コース・学科偏差値の目安
文理学科73

出典:当塾が五ツ木模試の資料をもとに整理した合格目安です(五ツ木は大阪の中学生が受ける主要模試)。

卒業後の進路(公式データ)

天王寺高校はほぼ全員が4年制大学をめざす学校です。大阪府が公表している卒業生の進路内訳(実人数)の直近3年は次のとおりです。

進路先2023年春
(352名)
2024年春
(352名)
2025年春
(352名)
4年制大学212名207名190名
短期大学———
専門学校等———
就職———
その他140名145名162名
「その他」の割合40%41%46%

※進路内訳は実人数(合計=卒業者数)。学校公式・大阪府の表記では令和4・5・6年度です。割合は当塾が計算しました。出典:大阪府「ERABO(大阪府公立高等学校・支援学校検索サイト)」大阪府立天王寺高等学校のページ。

🔍 この数字の見方(この学校でいちばん大事な数字です):短大・専門・就職はゼロで、進路は4年制大学だけ。ところが卒業352名のうち4年制大学へ進んだのは190〜212名で、残りの「その他」が毎年140〜162名=40〜46%います。短大・専門・就職のいずれでもないので、これは浪人して翌年の受験にのぞんだ生徒です。
つまり天王寺高校では、学年の4割前後が浪人します。学校のQ&Aにも「生徒は『入れる大学』ではなく、『行きたい大学』にこだわっています」と書かれており、志望校を下げずに1年かけて取りにいく文化がある学校だと読めます。「天王寺に入れたら現役で国公立」ではありません。ご家庭としては、浪人も選択肢に入る前提で3年後を考えておくのが現実的です。

大学合格者数(学校公表・3年分)

学校が「現役生と卒業生を合わせた合格者数(カッコ内は現役生)」として公表しています。

区分2024年
(令和6年)
2025年
(令和7年)
2026年
(令和8年)
国公立大学 計292名(182)304名(174)316名(177)
うち 医学部医学科25名(7)16名(6)25名(7)
私立大学 計551名(253)525名(177)603名(187)

出典:学校公式サイト「進路実績」。カッコ内は現役生の合格者数。※学校の注記=「生徒情報を基にした資料です。大学・各種情報機関から発表されている数字と一致しないことがあります」。

主な国公立大学(2026年=令和8年3月末)

大学合格者数(現役)
大阪公立大学77名(46)
大阪大学63名(38)
京都大学53名(30)
神戸大学32名(24)
北海道大学12名(4)
東北大学5名(1)
東京大学4名(4)
大阪教育大学3名(3)
九州大学/京都工芸繊維大学各2名
名古屋大学/一橋大学/東京科学大学各1名

出典:同上(一部抜粋)。医学部医学科は和歌山県立医科大学6名・大阪公立大学4名・大阪大学2名・滋賀医科大学2名・奈良県立医科大学2名・福井大学2名ほかで計25名(現役7名)でした。

主な私立大学(2026年=令和8年3月末)

大学合格者数(現役)
同志社大学152名(32)
立命館大学126名(36)
関西大学112名(50)
関西学院大学61名(36)
早稲田大学8名(4)
慶應義塾大学2名(0)

出典:同上(一部抜粋)。

📝 enからの読み方:京都大学53名・大阪大学63名・大阪公立大学77名という規模は、府立のなかでも最上位の層です。学校のQ&Aにも「毎年、現役生だけで京大に30人前後、阪大に40人前後合格しています」と書かれており、2026年は京大 現役30名・阪大 現役38名でこの説明どおりでした。
ただし数字の読み方に注意が要ります。国公立計316名のうち現役は177名で、残り139名は既卒(浪人)です。卒業生は1学年352名ですので、現役で国公立に受かるのは学年の約半分(177/352=50%)。この数字は3年とも 182/174/177 でほぼ動きません。
私立も同じで、同志社152名のうち現役は32名だけ。私立の数字は浪人生が押し上げている部分が大きいので、現役の数(カッコ内)を見るのが実際的です。

📊 以上は個別学習塾enが各校の公式発表(2026年10月時点)をもとに整理したものです。最新・正確な情報は各校の公式サイトでご確認ください。

入試の形と倍率(公式データ)

天王寺高校は文理学科だけの募集です。普通科はありません。文理学科は学区がなく、大阪府内のどこからでも出願できます(定員360名)。

入試年度募集人員志願者数競争率
令和6年度(2024年春入学)360名407名1.13倍
令和7年度(2025年春入学)360名437名1.21倍
令和8年度(2026年春入学)360名419名1.16倍

出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜における志願者数について」(各年度の一般入学者選抜・締切数)。令和7年度は合格者360名(大阪府「ERABO」前年度選抜結果)。

🔍 この数字の見方:3年とも1.1〜1.2倍で、令和8年度は419名が出願して59名が不合格になりました。数字としては1.16倍ですが、文理学科は府内全域から出願できるため、「誰が受けに来ているか」が決定的に違います。同じ1.16倍でも、母集団が府内トップ層です。

合否の決まり方(一般入学者選抜・タイプⅠ)

要素満点中身
学力検査(当日点)450点 → 630点国語・社会・数学・理科・英語を各90点。タイプⅠは1.4倍にして使います
調査書(内申)450点 → 270点9教科を各50点(中3の評定×6+中2の評定×2+中1の評定×2)。タイプⅠは0.6倍
総合点900点当日点:内申=7:3

出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜の方法(一般入学者選抜・全日制の課程)」令和9年度。

📝 enからの読み方:
① 国語・数学・英語がすべてC問題(発展的問題)で、タイプⅠ(当日点7:内申3)です。大阪の公立でいちばん重い組み合わせになります。C問題は英語の試験時間内に長文を読み切る速さと数学の記述が壁で、学校の定期テストの延長では届きません。C問題は専用の準備が要ります。
② それでも内申270点は小さくありません。内申は中1から効き、中3の評定が6割をつくります。当日点で合否の線上にいるとき、内申がそのまま差になります。副教科も9教科に入ります。
③ 学校が求める生徒像が4語でまとまっています=「グローバルリーダーに必要な素養は学力に加え、意欲・行動力・志・優しさ」。「行事・部活動・探究活動等に積極的に取り組む意欲」が1番目に挙がっており、勉強だけの生徒を求めていません。ボーダーゾーン(下の注記のStep4)では自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がここに合っているかが見られます。
④ 入ってからのほうが重いということを先に知っておく価値があります。臨海学校・林間学校・金剛登山・徒歩訓練・合唱コンクール・課題研究(2年生全員)・京大研修会(2年生全員)が時間割と年間計画に組まれ、部活動の所属は9割以上。学校自身が「天高生の1日はとても忙しいです。決して楽(ラク)ではありません」と書いています。

⚠️ 学力検査の問題の種類(A・B・C)と、当日点と内申にかける倍率の「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」は、毎年度 大阪府が公表し、学校ごとに変わることがあります。受験する年度のものを必ず大阪府のホームページでご確認ください。参考までに、令和9年度(2027年春入学)入試について府が公表している天王寺高校の内容は、国語・数学・英語が「C問題」、タイプは「Ⅰ」(当日点と内申が7:3)です。
なお合否は、総合点の高い順に募集人員の90%までを合格とし、残りの「ボーダーゾーン」では自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がその学校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とする手順(Step4)が入ります。

合格の目安

このシリーズで扱う学校のなかで、三国丘高校と並ぶいちばん高い水準です。学科は1つなので目安も1本になります。

コース・学科偏差値
(2026)
内申
9教科(45点満点)
定期テスト
5教科(500点)
実力テスト
文理学科7342〜4589〜94%82〜90%

五ツ木模試について:合格の目安はおおむね上記の偏差値帯と同程度です。正確な合格可能性(A判定)ラインは最新の五ツ木の進学資料、または個別学習塾enの面談でご確認ください。

⚠️ 数値の信頼度:偏差値は五ツ木模試の資料をもとにした当塾の目安です。内申・定期テスト・実力テストの数値は「enの指導経験にもとづく塾の目安」であり、学校が公表する公式基準ではありません。大阪の公立高校は、入試当日点+内申(調査書=中1〜中3の9教科評定/合計450点満点)の合計点で合否が決まります。学校が選ぶ「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」により内申と当日点の比率が変わります。

個別学習塾enから見たこの高校

🌿 羽曳野・南河内から「近鉄南大阪線で乗り換えなしに行ける最上位の公立」です。最寄りの河堀口は大阪阿部野橋の1つ前。この立地の良さは、三国丘(南海高野線・堺東)と比べたときの実質的な差になります。
入試は大阪の公立でいちばん重い組み合わせ=国数英すべてC問題+タイプⅠ(当日点7:内申3)。C問題は英語を読み切る速さと数学の記述が壁で、学校の定期テストの延長では届きません。ここに向かうと決めた時点で、準備の中身がそのまま変わります。
そしてこの記事でいちばんお伝えしたいのは、浪人の多さです。大阪府の公表値で、卒業352名のうち4年制大学へ進んだのは190〜212名、残り140〜162名(40〜46%)が浪人。国公立の合格316名も現役は177名で、現役で国公立に受かるのは学年の約半分です(この比率は3年とも動きません)。学校が「生徒は『入れる大学』ではなく『行きたい大学』にこだわっています」と書いているとおり、志望校を下げずに1年かけて取りにいく文化のある学校です。悪いことではありませんが、ご家庭としては浪人も含めた4年で考える前提を持っておくほうが、あとで慌てません。
学校生活は相当に濃いです。電気も水道もない山小屋での林間学校、若狭湾の臨海学校、金剛登山、徒歩訓練、合唱コンクール、2年生全員の課題研究と京大研修会。部活動は9割以上が所属し、兼部もいる(府の資料で運動70%+文化40%)。学校自身が「決して楽(ラク)ではありません」と書いています。「勉強だけしたい」お子さまには向きません。逆に「全部やりたい」タイプには、これ以上の環境はなかなかありません。
見学は天高説明会で、第2回が10月24日(土)・申込受付が10月5日(月)16時〜10月9日(金)16時(抽選結果は10月14日に学校Webで発表)。第3回は12月12日(土)・申込は11月23日〜11月27日です。授業見学のAコースは中1生から参加できます。 個別学習塾en(羽曳野市羽曳が丘)でも、進路の選択肢としてご相談いただける学校です。「今の成績からこの学校まで何が必要か」も、面談で具体的にお伝えできます。

よくある質問(FAQ)

Q. 偏差値はどのくらいですか?
A. 73が目安です。合格の目安としては内申42〜45(9教科45点満点)あたりが目印になります。
Q. 普通科はありますか?
A. ありません。文理学科だけの募集で、学区がないため大阪府内のどこからでも出願できます(定員360名)。
Q. 入試の問題はどれですか?
A. 令和9年度(2027年春入学)は国語・数学・英語がすべてC問題(発展的問題)、社会・理科は全校共通問題です。倍率のタイプはⅠ=当日点7:内申3(当日点450点を1.4倍の630点、内申450点を0.6倍の270点にして合計900点)。大阪の公立でいちばん重い組み合わせです。※A・B・Cとタイプは毎年度 大阪府が公表し、学校ごとに変わることがあります。
Q. 倍率はどのくらいですか?
A. 令和6年度1.13倍→令和7年度1.21倍→令和8年度1.16倍です。令和8年度は募集360名に対して419名が出願し、59名が不合格になりました。
Q. 京大・阪大にはどのくらい合格していますか?
A. 2026年(令和8年3月末)は京都大学53名(現役30名)・大阪大学63名(現役38名)です。学校のQ&Aにも「毎年、現役生だけで京大に30人前後、阪大に40人前後合格しています」と書かれています。そのほか大阪公立大学77名(現役46名)・神戸大学32名(現役24名)・東京大学4名(現役4名)。国公立大学 計は316名(現役177名)でした。
Q. 浪人は多いのでしょうか?
A. 🚩少なくありません。大阪府の進路内訳では、卒業352名に対して4年制大学へ進んだのが2023年春212名・2024年春207名・2025年春190名で、「その他」が140名・145名・162名(40〜46%)。短大・専門・就職はゼロですので、これは浪人です。学校公表の国公立合格316名も現役は177名で、現役で国公立に受かるのは学年の約半分です。
Q. 医学部をめざせますか?
A. 実績があります。国公立大学の医学部医学科は2024年25名(現役7名)・2025年16名(現役6名)・2026年25名(現役7名)。2026年は和歌山県立医科大学6名・大阪公立大学4名・大阪大学2名・滋賀医科大学2名・奈良県立医科大学2名・福井大学2名ほかでした。学校のQ&Aにも「医学部志望者も多いです」とあります。
Q. 課題研究とは何ですか?
A. 生徒自身がテーマを決めて研究するもので、2年生の1年間を通じて進め、年度の終わりに校内で発表します。全員が実施し、時間割の中にも設定されています。教員が指導にあたり、大学の先生や大学院生から指導・助言を受けることもあります。
Q. 部活動と勉強は両立できますか?
A. できる作りになっています。部活動の所属は9割以上で、学校は「短時間で行う『効率よく工夫された』部活動が信条」と説明。さらに「部学習日」という決まりがあり、部活動がある土曜の半日を部単位で学習に充て、各部が年間8日以上を設定します。土曜には「桃陰セミナー」(9:00〜12:30/13:30〜16:30・私語飲食厳禁・質問受付は卒業生)もあります。
Q. 自習できる場所はありますか?
A. あります。平日の放課後はHR教室が17:00まで、総合演習室が18:05まで自習室として開放されます。長期休業中も期間を指定して開設。北館2階の進路相談室では大学の過去問も自由に使えます。
Q. 「山に行く」「海に行く」と聞きましたが?
A. どちらも本当です。林間学校は1年生がクラス単位で、奈良県吉野にある本校の山岳部所有の山小屋「あしび山荘」に1泊します。電気も水道も無いところで、川に水を汲みに行き、火を起こしてご飯を炊きます。臨海学校は毎年7月に福井県若狭湾で、1年生の希望者約200人で実施(OBも多数 来て指導)。ほかに金剛登山・徒歩訓練もあります。
Q. 海外研修はありますか?
A. あります。SSHとGLHSのプログラムで夏休みにアメリカ、冬休みにシンガポール、3月初めに台湾研修(短期間)、さらに学校独自のプログラムでオーストラリア研修。付き添い教員の人数や受け入れ先に限りがあるため審査があります。
Q. 1日の流れはどうなっていますか?
A. 朝は8:10までに登校してSHR、1時間目は8:20から。45分授業で午前は5限まで、3・4時間目の間に15分の「ティータイム」があります。昼休みは12:50から45分、午後は7時間目まで。2学期制(前期・後期の区切りは10月上旬)です。
Q. 羽曳野・南河内から通えますか?
A. 通えます。🚩近鉄南大阪線の沿線からは乗り換えなしです。最寄りの「河堀口(こぼれぐち)」駅は大阪阿部野橋(天王寺)の1つ前で、学校まで0.4km。通学時間の目安は50分前後です。JR阪和線「美章園」駅からは0.3km。学校は「自転車通学をしている生徒も多くいます」とも案内しています。
Q. 学校見学はできますか?
A. できます。2026年度(令和8年度)の天高説明会は第2回が10月24日(土)、第3回が12月12日(土)(第1回6月13日は終了)。コースはAコース=授業見学(中1生〜中3生)/Bコース=説明会/Cコース=校内見学(B・Cは保護者も参加可、どちらか1つ)。AとB、AとCの組み合わせは可能です。第2回の申込受付は10月5日(月)16:00〜10月9日(金)16:00、抽選結果は10月14日(水)に学校Webページで発表。第3回の申込受付は11月23日(月)16:00〜11月27日(金)16:00、抽選結果は12月2日(水)です。定員を超える場合は抽選になります。
Q. どれくらいの成績で合格できますか?
A. 上の「合格の目安」表をご覧ください(内申・テスト点はenの指導経験にもとづく塾の目安)。大阪の公立高校は当日点+内申(調査書)の合計点で決まります。内申は中1〜中3の9教科評定が対象で、中3の評定が6倍で効きます。気になる方はenの面談で現状からの距離をお伝えします。
📍 個別学習塾en(大阪府羽曳野市羽曳が丘)では、お子さまの今の成績から志望校までの距離を具体的にお伝えしています。
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