【今宮工科高校ってどんな高校?】偏差値・4つの系・工学系大学進学専科・就職実績|大阪市西成区
大阪市西成区、JR・南海「新今宮」駅から西へ約400mのところにある工科高校です。1914年(大正3年)創立で110年を超える歴史があります。機械系・電気系・建築系・デザイン系の4系をまとめた総合募集(210名)と、工学系大学進学専科(35名・単独募集)の2つの枠で募集し、どちらかを第1志望・他を第2志望にできます。卒業生の約8割が就職し、令和7年度は求人が合わせて1,666人分届きました(卒業188名)。Osaka Metro・JR西日本・関西電力送配電・大成建設・クボタ・パナソニック・三菱重工業などへ進んでいます。
基本情報(早わかり)
| 正式名称 | 大阪府立今宮工科高等学校(いまみやこうかこうとうがっこう) |
| 区分 | 公立(大阪府立)・共学/全日制(別に定時制の総合学科あり) |
| 設置学科 | 工業に関する学科=機械系・電気系・建築系・デザイン系(この4系は総合募集)+工学系 大学進学専科(単独募集) |
| 所在地 | 大阪府大阪市西成区出城1丁目1番6号 |
| 募集人員(2026年度入試) | 245名=総合募集の専科210名+工学系大学進学専科35名 |
| 偏差値の目安(2026) | 42〜45(工学系 大学進学専科が45、4系は42) |
| 在籍者数 | 649名(1年233名・2年212名・3年204名/2025年5月1日時点・大阪府「ERABO」) |
| 建学の精神 | 「職工学校」時代の実学教育 |
| 沿革 | 1914年(大正3年)大阪府立職工学校(現・西野田工科高等学校)の今宮分校として創立 → 1916年 大阪府立今宮職工学校として独立 → 1941年 今宮工業学校 → 1948年(昭和23年)大阪府立今宮工業高等学校(全日制3年・定時制4年)→ 1991年 印刷工業科をグラフィックアーツ科へ → 2005年(平成17年)大阪府立今宮工科高等学校に再編 → 2014年 工学系大学進学専科を新設 → 2015年 創立100周年 → 2025年(令和7年)西野田工科の工業デザイン系との機能統合により、グラフィックデザイン系をデザイン系コミュニケーションデザイン専科へ改編 |
| 主な学校行事 | 体育祭(6月)・修学旅行(2年/10月)・文化祭(11月) |
アクセス・地図
| 住所 | 〒557-0024 大阪府大阪市西成区出城1丁目1番6号 |
| 電話 | 06-6631-0055(代表)・FAX 06-6645-7618 |
| 最寄り駅 | JR環状線・南海線「新今宮」駅から西へ400m/Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線「大国町」駅から南へ600m/御堂筋線・堺筋線「動物園前」駅から西へ600m/四つ橋線「花園町」駅から北へ600m/JR環状線・大和路線「今宮」駅から南東へ600m |
| 羽曳野・南河内から | 通学時間の目安は55分前後で、このシリーズのなかでは遠いほうです。5つの駅から歩ける立地なので、乗り継ぎの組み方に幅があります。近鉄南大阪線で大阪阿部野橋(天王寺)へ出てJR環状線で新今宮まで1駅、という形がわかりやすい経路です。自転車通学は許可願を出してステッカーを貼る決まりで、単車・四輪車での通学は自宅から駅までの利用も含めて禁止(懲戒)です |
※地図は住所をもとに表示しています。正門・通用門の位置は学校公式サイトでご確認ください。
どんな高校?
1914年(大正3年)に大阪府立職工学校(現在の大阪府立西野田工科高等学校)の今宮分校として、現在地に創立しました。はじめに置かれたのは造家科・印刷科・電機科・鋳工科・仕上科の5課程です。1916年(大正5年)に大阪府立今宮職工学校として独立し、1918年に夜間部、1925年に精密機械科を新設。1948年(昭和23年)に大阪府立今宮工業高等学校(全日制3年・定時制4年)となりました。
2005年(平成17年)に今宮工科高等学校へ再編され、機械系・電気系・建築系・グラフィックデザイン系の各系が置かれます。2014年に工学系大学進学専科を新設、2015年に創立100周年を迎えました。2025年(令和7年)には西野田工科高等学校の工業デザイン系との機能統合により、グラフィックデザイン系が「デザイン系 コミュニケーションデザイン専科」へ改編されています(令和6年度までの入学生はグラフィックデザイン系)。学校の建学の精神は「職工学校」時代の実学教育で、教育方針は「豊かな人権感覚と実践力、創造力を備えた『将来のスペシャリスト』としての工業技術者を育成」「専門教育と進学のための学力向上が両立する教育課程の設定」の2つです。
系と専科は次のように分かれています。入試は4系をまとめた総合募集なので、系を選ぶのは入学後です(工学系大学進学専科だけは入試の段階で分かれます)。
⚙️ 機械系(機械技術専科・生産技術専科)=設計・製図から加工・組立まで。動力(エンジン、油圧・空気圧)、材料技術、システム制御、CAD/CAMを学びます。
⚡ 電気系(電気技術専科・電子制御専科)=電気理論・電気技術の基礎から、コンピュータの知識や通信技術まで。第1種・第2種電気工事士や第3種電気主任技術者に挑戦できます。
🏠 建築系(建築専科)=製図・CAD・デザイン・環境・測量・材料実験。設計から工事監理・工事管理までの「技術者」を育てます。
🎨 デザイン系(コミュニケーションデザイン専科)=「それ、ええやん!!」とみんなが共感する新しいモノ・コトをデザインの力で「カタチ」にする、という説明です。ビジュアルデザイン・プロダクトデザインを学び、地域連携や企業連携で製品化・商品化をめざします。
🎓 工学系 大学進学専科=機械・電気・建築・デザインの幅広い専門教科に加えて、工学系大学への進学に特化したカリキュラム。とくに数学・英語・理科を中心に少人数授業で進学に必要な学力をつくります。
進路指導では、1年生で「キャリアデザイン」、2年生で「総合的な探究の時間」を使って課題解決能力(PBL)を育てる形をとっています。3年生は春から夏にかけて民間企業・公務員・進学の絞り込みを進め、クラスに1人ずつ進路担当の職員を置いて担任と二人三脚で対応する、と学校が説明しています。企業からの来校には予約システムを導入しています。
もうひとつ、学科名が2025年に変わりました=グラフィックデザイン系 → デザイン系(コミュニケーションデザイン専科)。インターネット上の情報や各種データベースには、まだ旧名の「グラフィックデザイン系」で載っているものがあります。
校風・特色
アドミッションポリシー(求める生徒像)には、まず「他人に対して思いやりの心をもち、それぞれの立場を理解して行動できる生徒」が挙げられています。学校は「生徒一人ひとりを大切にした『安全・安心の学校づくり』を推進するとともに、他者をいたわり思いやる心を育み、創造力と人間力を高める教育を実践しています」と説明しています。残りの3つは「ものづくりや科学技術に興味をもち、社会に貢献できる『ものづくりリーダー』をめざせる生徒」「学校行事や部活動、資格取得などを通して、自ら課題を探究し、互いに協働することでチームとして問題解決を図ることができる生徒」「将来の自分の進路実現に向けて高い目標を掲げ、チャレンジ精神をもって学び続けることを大切にできる生徒」です。
生活面は「生活指導生徒心得」(2025年度版)に出ています。制服は本校指定で、男子は冬が上下とも黒の標準学生服、夏が指定のカッターシャツと黒の標準学生ズボン。女子は冬・夏とも指定のもので、夏をのぞき必ずネクタイ・リボンを着用します。男女とも制服の変形は認められません。
📌 この学校ならしい決まりが「襟章」です。男子は右に校章・左に系章、女子は校章・系章とも左につけます。系章は 機械系 M/電気系 E/建築系 A/グラフィックデザイン系 G/デザイン系 D/工学系 T。制服を見れば、その生徒がどの系かが分かる作りです。
そのほか、指輪・ピアス・ネックレス・帽子などの装身具は「たとえ記念品といえども」禁止、靴以外のはきもの(サンダル・クロックス)は禁止、頭髪の脱色・染色・パーマ・極端な刈り上げ・奇抜な髪型は禁止。防寒のベストやセーターは色が黒・紺・灰色・茶(ベージュ)・白の単色で、トレーナーやパーカーなどフード付きは不可、制服の襟が見えることが条件です。携帯電話は授業に不要なものと一緒に鞄へ入れ、電源を切るかマナーモードにして「絶対に使用しない」と書かれています。登校後は授業終了まで外出せず、必要なときは早退・外出許可証を出します。アルバイトは「仕事の内容、職場環境を吟味し、家庭の了解を得て、学業に支障をきたすことのない範囲」です。
部活動は運動系16・文化系9。運動系は硬式野球・軟式野球・硬式テニス・サッカー・陸上競技・バスケットボール・バレーボール・卓球・バドミントン・水泳・山岳スキー・柔道・剣道・日本拳法・ダンス・ペタンク。文化系は軽音楽・吹奏楽・写真研究・鉄道研究・アーツ&クラフツ・建築研究・放送・生物・ボードゲームです。硬式野球部は創立と同時に創部された100年を超えるクラブで、府予選ベスト4・実業大会優勝などの実績があります(2023年は第105回選手権大阪大会でベスト32)。陸上競技部は大阪インターハイの棒高跳で1位・全国インターハイ出場(2017年)、大阪府立実業総合体育大会で男子総合優勝(2018・2019年)という記録があります。軽音楽部は2025年度から外部コーチによる音響・照明の指導を受けられるようになり、あべのハルカスでの「ハルカス高校文化祭」などに出ています。
出典:学校公式サイト ほか(学校が公表する教育方針にもとづく記述です)
コースと偏差値(2026年・目安)
| コース・学科 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 工学系 大学進学専科 | 45 |
| 機械系 | 42(参考値) |
| 電気系 | 42(参考値) |
| 建築系 | 42(参考値) |
| デザイン系(旧・グラフィックデザイン系) | 42(参考値) |
出典:当塾が五ツ木模試の資料をもとに整理した合格目安です(五ツ木は大阪の中学生が受ける主要模試)。
卒業後の進路(公式データ)
今宮工科高校は就職が8割の学校です。学校が公表している進路状況(実人数)の直近3年は次のとおりです。
| 進路先 | 2024年春 (152名) | 2025年春 (175名) | 2026年春 (188名) |
|---|---|---|---|
| 学校斡旋による就職 | 97名 | 120名 | 137名 |
| 公務員 | 7名 | 10名 | 10名 |
| 家業・縁故・自己開拓等 | 3名 | 1名 | 2名 |
| 就職 小計 | 107名(70.4%) | 131名(74.9%) | 149名(79.3%) |
| 4年制大学 | 32名 | 27名 | 28名 |
| 短期大学 | 7名 | 4名 | 0名 |
| 高専編入 | 0名 | 1名 | 1名 |
| 専門学校等 | 6名 | 10名 | 7名 |
| 進学 小計 | 45名(29.6%) | 42名(24.0%) | 36名(19.1%) |
| その他・未定 | 0名 | 2名 | 3名 |
※学校公式・大阪府の表記では令和5・6・7年度です。出典:学校公式サイト「進路状況(就職について)」(令和8年3月17日・進路指導部)。
求人の数(学校公表)
| 年度 | 指定校求人 (企業数/件数/求人数) | 公開求人 (企業数/件数/求人数) |
|---|---|---|
| 令和5年度 | 695社/866件/1,032人 | 271社/386件/390人 |
| 令和6年度 | 739社/941件/1,174人 | 281社/456件/466人 |
| 令和7年度 | 728社/940件/1,166人 | 266社/471件/500人 |
出典:学校公式サイト「進路状況(就職について)」の「2.求人状況について」。
主な就職先(令和7年度の内定・学校公表)
鉄道・電力・建設・プラントなどの社会基盤を支える企業が並びます。
| 分野 | 事業所名(内定者数) |
|---|---|
| 交通・インフラ | 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)6名、西日本高速道路 3名、西日本旅客鉄道(JR西日本)2名、南海電気鉄道 2名、阪急電鉄 2名、京阪電気鉄道 1名、近畿日本鉄道 1名、JR西日本電気システム 1名 |
| 電力・保安 | 関西電力送配電 2名、関西電気保安協会 2名、東京電力パワーグリッド 1名、きんでん 1名、関電工 1名、住友電設 1名、四電工 1名 |
| 建設 | 鴻池組 2名、大成建設 1名、西松建設(西日本支社)1名、東急建設 1名、淺沼組 1名、安藤・間 1名、フジタ 1名、ナカノフドー建設 1名、大和ハウス工業 1名、大和ハウスリフォーム 3名 |
| 製造・その他 | クボタ 2名、パナソニック(門真)2名、三菱重工業(神戸造船所)2名、パナソニックハウジングソリューションズ 2名、日立ビルシステム 1名、三菱電機ビルソリューションズ 1名、ダイキンアプライドシステムズ 1名 |
出典:学校公式サイト「令和7年度 就職内定状況」(2026年3月3日)。※大阪府「ERABO」には過去3年間の実績として JR東海・資生堂 なども挙げられており、「就職では、資本金100億円を超える企業への内定 46.7%」と記されています。
公務員の合格実績(令和7年度・学校公表)
| 区分 | 合格先(合格した生徒の系) |
|---|---|
| 国家公務員 | 国土交通省 技術・建築 建築系3名/技術・機械 建築系1名/技術・土木 建築系1名、防衛省 陸上自衛官 建築系1名・海上自衛官 工学系1名 |
| 地方公務員 | 大阪府 技術・建築 建築系2名/技術・機械 機械系1名、大阪市 技術・建築 建築系1名、八尾市 技術・建築 建築系2名、香川県高松市 技術・建築 建築系1名、大阪広域水道企業団 技術・土木 工学系1名/技術・機械 機械系1名/技術・電気 電気系1名 |
出典:学校公式サイト「令和7年度 公務員試験実績」。※これは合格の実績で、実際に公務員として就職したのは進路状況の10名です。
主な大学の合格先(令和7年度・学校公表)
| 区分 | 合格先(合格者数) |
|---|---|
| 理系 | 大阪工業大学 10名(工学部5・情報通信工学部2・建築デザイン学部2・ロボティクス&デザイン工学部1)、大阪電気通信大学 5名、摂南大学 理工学部 4名、近畿大学 3名(生物理工学部2・理工学部1)、大和大学 理工学部2名、立命館大学 理工学部1名、桃山学院大学 工学部1名、大阪産業大学 建築・環境デザイン学部1名、太成学院大学 看護学部1名 |
| 文系 | 大阪芸術大学 芸術学部2名、成安造形大学 芸術学部1名、関西外国語大学 外国語学部1名、関西福祉科学大学 社会福祉学部1名、阪南大学 経営学部1名、佛教大学 歴史学部1名、名桜大学 人間健康学部1名 |
| 短期大学 | 大阪公立大学高等専門学校1名、関西外国語大学短期大学部1名 |
出典:学校公式サイト「令和7年度 合格実績」(2026年3月18日)。
取得できる資格(系ごと)
| 系 | 在学中に取得できる資格 |
|---|---|
| 機械系 | 危険物取扱者、消防設備士(乙種)、2級ボイラー技士、ボイラー取扱 など |
| 電気系 | 第1種・第2種電気工事士、第3種電気主任技術者、消防設備士(乙種4類・7類)、第3級陸上特殊無線技士、第2級海上特殊無線技士 など |
| 建築系 | 2級建築施工管理技術検定(学科)、3・4級建設業経理事務士、3・4級建築CAD検定 など |
| デザイン系 | グラフィックデザイン検定、色彩検定、Illustratorクリエイター能力認定試験、Photoshopクリエイター能力認定試験 など |
| 工学系 | 基礎製図検定、情報技術検定、ICTプロフィシエンシー検定(P検)、第二種電気工事士、工業英語検定、建築施工管理技士(学科)、小型車両系建設機械 など |
出典:学校公式サイト「系・専科」。大阪府「ERABO」にも土木施工管理技術検定2級・ガス溶接技能講習・パース検定3級・英語検定2・3級 などが挙げられています。
📊 以上は個別学習塾enが各校の公式発表(2026年10月時点)をもとに整理したものです。最新・正確な情報は各校の公式サイトでご確認ください。
入試の形と倍率(公式データ)
今宮工科高校の入試は2つの枠に分かれています。
| 枠 | 募集人員 | 中身 |
|---|---|---|
| 総合募集の専科 | 210名 | 機械系・電気系・建築系・デザイン系をまとめた1つの枠。入学後に系を選びます |
| 工学系 大学進学専科 | 35名 | 単独募集。工学系大学への進学に特化したカリキュラム |
※いずれかを第1志望とし、他を第2志望とすることができます(学校公式サイト「入学者選抜」)。出典:学校公式サイト/大阪府の志願者数の表にも「①のうち他の学科を第2志望としている者の数」の欄があります。
志願者数と競争率(学校全体)
| 入試年度 | 募集人員 | 志願者数 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度(2024年春入学) | 210名 | 219名 | 1.04倍 |
| 令和7年度(2025年春入学) | 245名 | 228名 | 0.93倍 |
| 令和8年度(2026年春入学) | 245名 | 232名 | 0.95倍 |
※募集人員は令和6年度が「総合募集175名+工学系35名」、令和7年度から「総合募集210名+工学系35名」です。出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜における志願者数について」(各年度の一般入学者選抜・締切数)。
枠ごとの第1志望者数(大阪府の表より)
| 枠 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 総合募集の専科 | 175名 → 186名 | 210名 → 196名 | 210名 → 205名 |
| 工学系 大学進学専科 | 35名 → 33名 | 35名 → 32名 | 35名 → 27名 |
「募集人員 → 第1志望者数」。出典:同上。大阪府の表とERABOでは数の載せ方が違いますので、当塾では枠ごとの倍率は出していません。
工学系大学進学専科は35名の枠に対して第1志望が27〜33名で、3年とも定員に届いていません。ここを第1志望にして、総合募集の専科を第2志望に書く(またはその逆)という出願のしかたができるため、枠ごとの数字だけを見て「こちらが入りやすい」と判断しにくい作りになっています。
合否の決まり方(一般入学者選抜・タイプⅡ)
| 要素 | 満点 | 中身 |
|---|---|---|
| 学力検査(当日点) | 450点 → 540点 | 国語・社会・数学・理科・英語を各90点。タイプⅡは1.2倍にして使います |
| 調査書(内申) | 450点 → 360点 | 9教科を各50点(中3の評定×6+中2の評定×2+中1の評定×2)。タイプⅡは0.8倍 |
| 総合点 | 900点 | 当日点:内申=6:4 |
出典:大阪府「大阪府公立高等学校入学者選抜の方法(一般入学者選抜・全日制の課程)」令和9年度。
① 令和9年度(2027年春入学)は 国語がB問題・数学と英語がA問題です。A問題は基礎的な問題で、取りこぼしを減らす練習がそのまま点になります。難問を解く練習より、できる問題を落とさない練習のほうが効きます。
② 内申が4割(360点)あります。中3の評定が内申の6割をつくるので、いまからでも十分に動かせます。副教科も9教科に入ります。
③ 系を選ぶのは入学後です。ただし上で見たとおり、公務員(技術職)の合格は建築系に集まり、資格は系ごとにまったく違います。「入ってから決める」とはいえ、何をやりたいかは見学の段階で考えておく価値があります。
④ 工学系大学進学専科を受けるかどうかは、出願の前に決める論点です。数学・英語・理科を中心に少人数授業で進学に必要な学力をつくる枠で、合格先には大阪工業大学・大阪電気通信大学・摂南大学・立命館大学 理工学部などが並びます。
⚠️ 学力検査の問題の種類(A・B・C)と、当日点と内申にかける倍率の「タイプ(Ⅰ〜Ⅴ)」は、毎年度 大阪府が公表し、学校ごとに変わることがあります。受験する年度のものを必ず大阪府のホームページでご確認ください。参考までに、令和9年度(2027年春入学)入試について府が公表している今宮工科高校(全日制)の内容は、国語が「B問題」、数学・英語が「A問題」、タイプは「Ⅱ」(当日点と内申が6:4)です。
なお合否は、総合点の高い順に募集人員の90%までを合格とし、残りの「ボーダーゾーン」では自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がその学校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とする手順(Step4)が入ります。
令和8年度(2026年春入学)の日程は、志願書受付が2026年3月4日(水)〜6日(金)、学力検査が3月11日(水)、合格発表が3月19日(木)でした。
合格の目安
4系は総合募集なので、目安は1本です。工学系大学進学専科だけ少し上に見ておくのが実際的です。
| コース・学科 | 偏差値 (2026) | 内申 9教科(45点満点) | 定期テスト 5教科(500点) | 実力テスト |
|---|---|---|---|---|
| 工学系 大学進学専科 | 45 | 24〜29 | 50〜58% | 40〜48% |
| 機械系・電気系・建築系・デザイン系(総合募集) | 42 | 24〜29 | 50〜58% | 40〜48% |
五ツ木模試について:合格の目安はおおむね上記の偏差値帯と同程度です。正確な合格可能性(A判定)ラインは最新の五ツ木の進学資料、または個別学習塾enの面談でご確認ください。
個別学習塾enから見たこの高校
進学したい場合の受け皿も用意されています。工学系大学進学専科は35名の枠で、数学・英語・理科の少人数授業が入り、合格先には大阪工業大学10名・大阪電気通信大学5名・摂南大学4名・立命館大学 理工学部1名などが並びます。ただし枠は3年とも定員に届いていません(第1志望27〜33名)。これは「入りやすい」という意味でもありますが、進学をめざす生徒の層が薄いということでもあるので、ご家庭で見ておきたい点です。
気をかけたいのは通学です。羽曳野・南河内からは目安55分で、このシリーズで扱う学校のなかでは遠いほうになります。朝は環状線の時間帯に入るため、3年間続けられるかを実際に一度 乗って確かめておくのが確実です。見学の機会は多く、10月10日(土)の体験入学、11月7日(土)の学校説明会、11月28日(土)の文化祭があります。 個別学習塾en(羽曳野市羽曳が丘)でも、進路の選択肢としてご相談いただける学校です。「今の成績からこの学校まで何が必要か」も、面談で具体的にお伝えできます。
よくある質問(FAQ)
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