英検3級の勉強方法|4級とのちがいと、英作文・面接の対策をまとめました

「3級から面接があると聞きました。何を準備するとよいのでしょうか」

3級の目安は「中学卒業程度」です。はじめて、書く問題と面接が合否に入る級です。

試験の形と勉強方法を、ひと通りまとめました。

── このページのまとめ ──
1

書く問題は2問で一次試験の3分の1を占めます

2

Eメールと英作文は短い型で書けます

3

面接は短くても止まらずに答える練習が中心です

14級とのちがい

答え書く問題と面接が加わります。

読む550点30問
聞く550点30問
書く550点2問

同じ550点を、書く問題は2問で分け合います

  • 4級は読む・聞くの2つ、3級は読む・聞く・書くの3つで一次試験の合否が決まります
  • 読む・書く=65分、聞く=約25分
  • 一次試験の合格基準=1650点のうち1103点
  • 面接=約5分、550点のうち353点
  • リスニングの第1部は放送1回、第2部・第3部は2回

2どのくらい前から始めるとよい?

答えいまの力によって変わります。過去問を1回解いてみると、目安が見えてきます。

計画の一例です(週5日、1日30分ほど・約3か月)。

1〜4週目単語を中心に。3週目から、Eメールと英作文を週に1本
5〜8週目過去問で読む・聞くの形に慣れる。書く問題を週に2本
9〜12週目時間どおりに通して解き、時間配分を決める
一次のあと面接の練習。結果を待つ間に、少しずつ進める形もあります

3単語の進め方

答え短い時間でも、音声といっしょに進める形があります。

単語帳は
1冊に
▶
音声と
音読
▶
小テストで
残りに絞る

1日15分ほどで進めた例もあります。覚えた単語を英作文で使ってみる方法もあります。

4読む問題とリスニング

答え読む問題は書く問題の時間を残して解き、リスニングは過去問の音声で慣れていく形です。

65分の使い方の一例
読む約40分
メール約10分
英作文約15分
  • 読む=短い文の穴うめ15問、会話の穴うめ5問、長文の内容10問
  • 第1部は放送が1回で、会話の最後の一言が手がかりになります
  • 過去問の音声、原稿での確認、声に出す練習の順に進める形があります

5Eメールと英作文

答え聞かれたことに順番に答えると、組み立てに迷いにくくなります。

Eメール(15〜25語)

友だちからの2つの質問に、順番に答えます。

例(どんなスポーツをするか、どのくらいするかを聞かれたとき)I play tennis with my friends. We usually practice three times a week after school.質問1の答え → 質問2の答え(15語)

英作文(25〜35語)

自分の考えと、その理由を2つ書きます。問いは二択とは限りません。

例(問題:夏と冬のどちらが好きですか)I like summer better than winter. First, I can swim in the sea with my friends. Second, summer vacation is long, so I can go on many trips.意見 → 理由1 → 理由2(28語)
書くときの注意点
  • 問いに答えていないと、0点になることがあります
  • 質問の片方だけの答えは、よくある失敗です
  • 理由は「好きだから」だけより、何がよいのかまであると伝わります
  • 見直すなら、三単現のs、複数形、時制です
  • 解答用紙には、濃く、はっきり書くと読み取られやすくなります

書いたものは、学校や塾の先生に見てもらうと、次の1本に生かせます。

6面接の進め方

答え流れを知り、止まらずに答える練習が中心です。

面接委員は1人、約5分で、やり取りはすべて英語です。

カードを見てよい
黙読20秒音読No.1No.2No.3
カードを裏返す(見ない)
No.4No.5
  • No.1は読んだ文について、No.2・No.3はイラストについて答える
  • No.4・No.5は自分のことなどを答える
  • 答えは短くても止まらないこと、できれば理由も添えることがよく勧められています
  • 考えるときは Well… と声を出すと、沈黙を作らずにすみます
  • 自然な形の聞き返しは減点されません。不自然な聞き返しや、くり返しの聞き返しは減点の対象です
  • 録音して聞き直す、人を相手に通してみる、といった練習があります

7学校のテスト・入試との関係

答え定期テストの時期を先に入れて、計画を立てると無理がありません。

定期テストの間は、単語だけを続ける形もあります。

大阪府の公立高校入試で読みかえができるのは2級からで、3級は対象外です。くわしくは大阪府の公立高校入試のしくみにまとめています。

私立高校での扱いは学校によって異なるため、各校の募集要項で確認できます。

8準2級とのちがい

答え語数が増え、リスニングの放送がすべて1回になります。

Eメールの語数の目安の多いほう
3級25語
準2級50語
英作文の語数の目安の多いほう
3級35語
準2級60語

次の級は英検準2級の勉強方法にまとめています。

9英検S-CBT

パソコンで受ける方式で、話す問題は録音で答えるので、面接委員と話す形ではありません。1日で4技能をまとめて受けます。書く問題は、手書きかタイピングかを申込のときに選べます。同じ回に同じ級を3回まで受けられます。

10よく聞く話

「合格率は◯%」いろいろな数字を見かけますが、英検協会の「受験の状況」のページにあるのは志願者数で、級ごとの合格率は載っていません。
「単語だけで受かる」書く問題が一次試験の3分の1を占めるので、単語とあわせて書く練習も進めると力がそろいます。
「面接はほとんど受かる」面接の合格率は、英検協会のページでは確認できません。550点のうち353点という基準があるので、一次のあとの準備も役に立ちます。

さいごに。

3級は、はじめて書く問題と面接に取り組む級です。短い型から始めると、次の級にもつながります。

何級を受けるかの目安には、かんたん級チェックもご用意しています。個別学習塾enでも、英検の対策講座を開いています。ご相談も、お気軽にお声かけくださいませ。

参考

試験の形式や合格基準は、公益財団法人 日本英語検定協会の試験内容、合否判定方法などをもとにしています(2026年10月時点)。語数は2026年度第2回の問題冊子によります。英作文の採点の観点、英検S-CBTも参考にしています。試験日程は英検協会のページで確認できます。勉強方法は一例で、計画と英文の例は当塾で作成しました。