子どものスマホゲーム|課金と時間を止める設定を、iPhone・Android別にやさしく解説

すがの

こんにちは!2024年3月に大阪府羽曳野市羽曳が丘で開校しました、個別学習塾en(エン)の菅野です🙋‍♂️
先日、スマホのSNSを止める設定をご案内したところ、「ゲームのほうはどうしたら」というお声を何件かいただきました。

えん

そうなんです。うちは時間より、課金のほうが心配で…。この前、明細を見てひやっとしました。

すがの

その順番でお考えになるのは、とても正しいです😌
時間の制限はやぶられることもありますが、お金の入口さえふさいでおけば、金額の被害にはなりません。今日は課金のほうから先にご案内しますね!

えん

お願いします。難しい設定でしょうか…?

すがの

だいじょうぶです。いちばん大事な課金の設定は、3分ほどで終わります👍
iPhoneかAndroidか、お使いのほうだけ読んでいただければ大丈夫です。

「気づいたら朝までゲームをしていた」
「明細を見たら、身に覚えのない金額が引き落とされていた」

スマホゲームのご相談は、大きく分けると「時間」「お金」の2つです。
このページでは、その両方を止める設定を、押す順番どおりに書きました。先にお金のほうからお伝えします。

国民生活センターに寄せられた、小中学生などの無断課金のご相談は

1件あたり 平均 約33万円

(2022年度・4,024件。国民生活センター 2024年3月13日 公表)

お金の設定を先にする理由

時間の制限は、うまくいかないこともあります。それでも、お金の入口さえふさいでおけば、被害が金額になることはありません
逆に、時間だけ管理してお金を開けたままにしておくと、うっかり一度で数十万円になります。先にお金、あとで時間。この順番だけ守っていただければ大丈夫です。

まずはここだけ

お使いの機種で、押す場所が変わります。ご自分にあてはまるほうだけ読んでいただければ十分です。

iPhone をお使いなら

1 App内課金を止める
2 キャリア決済の上限を下げる
3 ゲームの時間を区切る

Android をお使いなら

1 購入に承認を必要にする
2 キャリア決済の上限を下げる
3 ゲームの時間を区切る

※以下、この色の文字は画面に出てくる言葉です。そのまま探してタップしてください。

1まず、課金そのものを止めます

iPhone・iPad約3分

設定スクリーンタイムコンテンツとプライバシーの制限 を開いて、オンにします。

  1. iTunesおよびApp Storeでの購入 をタップします
  2. App内課金許可しない を選びます
    これで、ゲームの中で「購入する」を押しても進めなくなります
  3. 同じ画面の下にある パスワードを要求常に必要 にします
    ※一度パスワードを入れると15分間は入力なしで買えてしまう設定があります。ここを「常に必要」にしておくと、その抜け道がなくなります。

※スクリーンタイムパスコード(保護者さまだけが知っている4桁)を先に決めておいてください。決めていないと、この設定自体を戻されてしまいます。

できたかの確かめ方
お子さまの端末でゲームを開き、課金の画面まで進んでみてください。購入のボタンが押せない、または灰色になっていればOKです。

Android約3分

Androidは、買えなくするのではなく「買う前に保護者さまの承認を挟む」かたちになります。

  1. Google Play を開き、右上のプロフィール写真をタップします
  2. 設定ファミリー承認を必要とするアイテム を開きます
  3. 承認が必要なものを選びます。「アプリ内購入を含むすべてのコンテンツ」にしておくと、いちばん確実です

設定しておくと、お子さまが買おうとしたときに保護者さまのスマホに通知が届き、承認するまで買えません。

※ファミリーリンクでお子さまのアカウントを管理していることが前提になります。まだの場合は先にそちらを設定してください。

できたかの確かめ方
お子さまの端末で有料アプリを買おうとしてみてください。「保護者の承認が必要です」といった画面が出ればOKです。

2見落としがちな「キャリア決済」もふさいでおきます

iPhone・Android 共通約5分

課金の支払いには、クレジットカードのほかに携帯電話の料金と一緒に払う方法(キャリア決済)が使えます。カードを登録していなくても課金できてしまうのは、これが理由です。

じつは、年齢に応じた上限がもともとあります

携帯会社未成年の上限(例)
docomo20歳未満は月10,000円まで
SoftBank12歳未満は月2,000円まで/20歳未満は月20,000円まで
au年齢に応じて設定されます

金額は変わることがありますので、正確なところは各社のマイページでご確認ください。上限の範囲内であれば、保護者さまがさらに低い金額に下げることもできます。

ここが落とし穴です。

この上限は、「実際に使っているのはお子さまです」と携帯会社に登録されていて、はじめて効きます
契約の名義が保護者さまのままで、使用者の登録をしていないと、大人と同じ上限(会社によっては月10万円)のままになっています。

お子さまに端末を渡すときに、「利用者登録」(使用者登録)をしたかどうか、思い出してみてください。覚えがなければ、まずそこをご確認ください。

確かめ方
各社のマイページで、お子さまの回線の「ご利用者情報」にお子さまの生年月日が入っているかを見てください。入っていなければ、ショップまたはマイページから登録できます。

3そのうえで、時間を区切ります

iPhone・Android 共通約5分

ゲームは、SNSと違って「消す」より「区切る」ほうがうまくいきます。友だちと約束して一緒に遊んでいることが多く、丸ごと取り上げると、かえって隠れて遊ぶようになるためです。

iPhoneをお使いなら

スクリーンタイムApp使用時間の制限制限を追加 で、一覧から ゲーム を選び、時間を決めます。
最後に 使用制限終了時にブロック を必ずオンにしてください。ここがオフだと、時間を過ぎても遊べてしまいます。

Androidをお使いなら

ファミリーリンクで、アプリごとに1日の上限を決められます。おやすみ時間 を使えば「21時以降は使えない」という決め方もできます。

時間の決め方のコツ

  • 「宿題が終わったら」より「◯時から30分」…終わりの時刻が決まっているほうが、ずるずる続きません
  • 寝る1時間前で終わりにする…興奮した状態だと寝つきが悪くなり、翌朝に響きます
  • キリの悪いところで切れないようにする…対戦中に急に切れると、お子さまにとっては「迷惑をかけた」ことになります。1回の対戦にかかる時間を聞いて、その分だけ余裕をもたせてください

手順をもう少し細かく知りたい方は、子どものスマホでSNSを見られないようにする方法の記事に、同じ画面の操作を1画面ずつ書いています。

4もう課金されてしまったときは

あわてずに、この順で進めてください。

  1. いくら、いつ、どのアカウントで使われたかを確かめます
    携帯料金の明細、クレジットカードの明細、App StoreやGoogle Playの購入履歴を見ます
  2. 返金を申請します
    iPhone(App Store)= reportaproblem.apple.com
    Android(Google Play)= Google Playの払い戻しリクエスト
  3. 返金されなかったときは、消費生活センターに相談します
    消費者ホットライン 188(いやや!)に電話すると、お近くの窓口につながります

未成年の契約は、取り消せる場合があります

法律(民法)では、お子さまが保護者さまの同意なく結んだ契約は、あとから取り消せることになっています。「もう払ってしまったから」とあきらめる前に、一度ご相談ください。

ただし、取り消せないことがあります。

  • 保護者さまのアカウントで課金していた場合…保護者さま本人が買ったものとみなされることがあります
  • 年齢を偽って登録していた場合…お子さまが実際より上の年齢を入力していると、取り消しが認められないことがあります

どちらも実際によくある形です。だからこそ、1番と2番の設定を先にしておくことが効きます。

さいごに、塾からひとつだけ。

ゲームを完全にやめさせたご家庭より、「時間を決めて、その中では気持ちよくやらせている」ご家庭のほうが、結果として勉強も続いています。

取り上げると、お子さまにとってゲームは「隠れてでもやりたいもの」に変わってしまいます。それよりも、終わりの時刻をはっきり決めて、そこまでは何も言わない。このほうが、おたがいに消耗しません。

「うちはこうしています」と教えていただけましたら、教室でも同じようにお声かけいたします。どうぞお気軽にお知らせくださいませ。

※記載の内容は2026年8月時点のものです。アプリや各社サービスの更新により、画面の名前や並び、金額が変わることがあります。最新の内容は各社の公式ページでご確認くださいませ。

えん

さっそくやってみます。キャリア決済のほうは、まったく知りませんでした…!

すがの

ここは本当に見落とされやすいところです。ぜひご確認くださいませ😌
設定してみて「これで合っているのかな」というときは、教室でもお気軽にお声かけください。一緒に画面を見ながらお手伝いいたします!

シリーズ「子どものスマホ、どうする?」

個別学習塾enが、保護者さま向けに3回に分けてまとめています。はじめての方は1から順にご覧いただくのがおすすめです。

1SNSを見せない設定
iPhone・Android・携帯会社の設定を、押す順番どおりに
2ゲームの課金と時間いま読んでいるページ
課金の止め方(まずここ)と、時間の区切り方
3家庭のルールの決め方
何を決めるか・どう決めるか。書き写せるひな形つき