【2028年度〜】大阪の公立高校入試はこう変わる|制度変更をやさしく解説

大阪府の公立高校入試は、2028年度(令和10年度)入試から大きく変わります。特別選抜と一般選抜の一本化、自己申告書の廃止、新しい「学校特色枠」など、保護者の方にもお子さま本人にも関わる変更です。このページでは、変わること変わらないことを、やさしく整理します。

📌 対象は「2028年度入試を受ける学年」からです。その1学年上まで(2027年度入試)は、これまでどおりの現行制度で受験します。現行の仕組みは 大阪の高校受験ガイド をご覧ください。
🔄 いつから変わる?

〜2027年度入試

  • 現行制度のまま
  • 特別選抜(2月)+一般選抜(3月)
  • 自己申告書あり

2028年度入試〜

  • 新制度に変更
  • 選抜を一本化
  • 自己申告書なし・学校特色枠など

変わること(6つのポイント)

① 選抜を一本化
特別選抜と一般選抜をまとめて「一般入学者選抜」に
② 検査日は3月1日
学力検査の基準日が3月1日に(検査が1本化)
③ 自己申告書は廃止
全員提出だった自己申告書がなくなる
④ 調査書は「評定のみ」
活動・行動の記録は書かない(評定だけ)
⑤ 学校特色枠を新設
各校が独自の検査(面接・プレゼン等)で選ぶ枠
⑥ 公立に「第2志望校」
公立をもう1校、第2志望として出願できる

① 特別選抜と一般選抜を一本化

これまで2月の特別選抜と3月の一般選抜に分かれていた選抜を、「一般入学者選抜」に一本化します。入試期間が短くなり、合格発表から入学までの準備期間が確保されます。

③ 自己申告書の廃止

これまで出願時に全員が書いていた自己申告書はなくなります。代わりに、後述の「学校特色枠」で各校が必要な資料・検査を設定します。

④ 調査書(内申)は「評定のみ」に

調査書に書くのは各教科の評定(5段階)だけになり、活動・行動の記録は記載されなくなります。評価する学年は中1〜中3で、中3の重みがいちばん大きい(中1・中2より重い)のは現行と同じ。9教科は同じ重さで扱われます。

📋 新しい調査書のイメージ
評定(5段階)
9教科・中3を重視
活動・行動の記録
✕ 廃止

学年の重み(中3がいちばん大きい)は現行と変わりません。

🙋 例:内申点はこう決まる

中1・中2が「オール4」、中3が「オール5」のJさんの場合 ——
1教科あたり:中1(4×2)+中2(4×2)+中3(5×6)=46点。これが9教科分で 46×9=414点(450点満点中)。

もし中3も「オール4」だと 4×10=40点 → 9教科で360点。中3で評定を1つ上げるだけで内申が大きく伸びるのがわかります。

⑤ 学校特色枠の新設

新制度の目玉が「学校特色枠」です。一般選抜の合格者を決める最初の手順として行われ、応募した人だけが対象です(応募しない人はこれまでどおり総合点で判定)。各校が「学科の特性」「探究活動」「地域貢献」「文化・体育的活動」などから区分を設定し、学力検査に加えて面接やプレゼンテーションなど独自の検査で選びます。

🪜 合格者の決め方(2つの手順)
第1手順
学校特色枠(応募者のみ)
第2手順
総合点で合格者決定

※学校特色枠の募集人員に占める割合は原則50%以下とされています(各校が設定)。各校がどんな区分・検査にするかは、今後それぞれの高校から公表されます。

🙋 例:探究活動が得意なBさん

中学で探究学習やプレゼンに力を入れてきたBさんは、志望校の「学校特色枠(探究活動の区分)」に応募。当日の学力検査に加えてプレゼンテーションで評価され、第1手順で合格しました。

一方、特色枠に応募しなかったAさんは、これまでどおり総合点(第2手順)で判定されます。どちらの道も用意されているので、自分に合うほうを選べます。

⑥ 公立に「第2志望校」ができる

これまでは同じ学校の中の学科で第2志望が選べましたが、新制度では公立の「第2志望校」への出願機会も新しくできます。第2志望校での判定は、第1志望校で受けた学力検査(国・数・英の共通問題)の成績+調査書の評定で行い、追加の試験はありません

🎯 第2志望校のしくみ
第1志望校
受験する
第2志望校
空きがあれば判定(追試なし)
🙋 例:第1志望と第2志望を出したCさん

Cさんは 第1志望=C高校/第2志望=D高校 で出願。C高校は残念ながら不合格でしたが、D高校に空きがあったため、C高校で受けた学力検査(国・数・英)と内申でD高校の合否が判定され、D高校に合格追加の試験を受ける必要はありませんでした。

英語の英検などの読みかえも変わります

英語の外部検定(英検など)を当日の英語点に読みかえる仕組みは続きますが、換算率が変わります

資格〜2027年度入試(現行)2028年度入試〜(新)
英検2級80%(72点)70%
英検準1級・1級100%(90点)90%

※当日の英語点と読みかえ点の高い方が使われる点は変わりません。TOEFL・IELTSにも換算があります。最新は大阪府教育委員会の発表でご確認ください。

変わらないこと(安心材料)

大きく変わる一方で、土台の部分は引き継がれます。

✅ 新制度でも続くもの
学力検査は5教科×90点=450点国数英のA・B・C問題学力検査と内申の比率(5タイプ)中3を重視する内申

いつ・誰が対象?

区分対象制度
2027年度入試までその1学年上まで現行制度(特別+一般・自己申告書あり)
2028年度入試から2028年度入試を受ける学年〜新制度(一本化・学校特色枠・第2志望校 など)
📌 各高校ごとの「学校特色枠の区分・検査内容・募集割合」「タイプの選択」「A・B・C問題のどれを使うか」は、今後、各校から順に公表されます。志望校の最新の発表を必ずご確認ください。

個別学習塾enから

🌿 制度が変わっても、中1からの内申(評定)と当日の学力が大切な点は変わりません。むしろ自己申告書がなくなる分、日々の成績と当日点がより大事になります。個別学習塾en(羽曳野市羽曳が丘)では、新制度もふまえて一人ひとりの計画を一緒に立てています。

よくある質問(FAQ)

Q. いつから新制度ですか?
A. 2028年度(令和10年度)入試からです。その1学年上まで(2027年度入試)は現行制度のままです。
Q. 内申の重みは変わりますか?
A. 調査書は「評定のみ」になり活動の記録は書きませんが、中3をいちばん重視する学年の重みは現行と変わりません。
Q. 学校特色枠は全員受けるのですか?
A. いいえ。応募した人だけが対象で、応募しない場合はこれまでどおり総合点で判定されます。
Q. 公立を2校受けられるのですか?
A. 新制度では公立の「第2志望校」に出願できます。第2志望校では追加の試験はなく、第1志望校で受けた学力検査と内申で判定されます。

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