【2028年度〜】大阪の公立高校入試はこう変わる|制度変更をやさしく解説
大阪府の公立高校入試は、2028年度(令和10年度)入試から大きく変わります。特別選抜と一般選抜の一本化、自己申告書の廃止、新しい「学校特色枠」など、保護者の方にもお子さま本人にも関わる変更です。このページでは、変わることと変わらないことを、やさしく整理します。
〜2027年度入試
- 現行制度のまま
- 特別選抜(2月)+一般選抜(3月)
- 自己申告書あり
2028年度入試〜
- 新制度に変更
- 選抜を一本化
- 自己申告書なし・学校特色枠など
変わること(6つのポイント)
① 特別選抜と一般選抜を一本化
これまで2月の特別選抜と3月の一般選抜に分かれていた選抜を、「一般入学者選抜」に一本化します。入試期間が短くなり、合格発表から入学までの準備期間が確保されます。
③ 自己申告書の廃止
これまで出願時に全員が書いていた自己申告書はなくなります。代わりに、後述の「学校特色枠」で各校が必要な資料・検査を設定します。
④ 調査書(内申)は「評定のみ」に
調査書に書くのは各教科の評定(5段階)だけになり、活動・行動の記録は記載されなくなります。評価する学年は中1〜中3で、中3の重みがいちばん大きい(中1・中2より重い)のは現行と同じ。9教科は同じ重さで扱われます。
学年の重み(中3がいちばん大きい)は現行と変わりません。
中1・中2が「オール4」、中3が「オール5」のJさんの場合 ——
1教科あたり:中1(4×2)+中2(4×2)+中3(5×6)=46点。これが9教科分で 46×9=414点(450点満点中)。
もし中3も「オール4」だと 4×10=40点 → 9教科で360点。中3で評定を1つ上げるだけで内申が大きく伸びるのがわかります。
⑤ 学校特色枠の新設
新制度の目玉が「学校特色枠」です。一般選抜の合格者を決める最初の手順として行われ、応募した人だけが対象です(応募しない人はこれまでどおり総合点で判定)。各校が「学科の特性」「探究活動」「地域貢献」「文化・体育的活動」などから区分を設定し、学力検査に加えて面接やプレゼンテーションなど独自の検査で選びます。
※学校特色枠の募集人員に占める割合は原則50%以下とされています(各校が設定)。各校がどんな区分・検査にするかは、今後それぞれの高校から公表されます。
中学で探究学習やプレゼンに力を入れてきたBさんは、志望校の「学校特色枠(探究活動の区分)」に応募。当日の学力検査に加えてプレゼンテーションで評価され、第1手順で合格しました。
一方、特色枠に応募しなかったAさんは、これまでどおり総合点(第2手順)で判定されます。どちらの道も用意されているので、自分に合うほうを選べます。
⑥ 公立に「第2志望校」ができる
これまでは同じ学校の中の学科で第2志望が選べましたが、新制度では公立の「第2志望校」への出願機会も新しくできます。第2志望校での判定は、第1志望校で受けた学力検査(国・数・英の共通問題)の成績+調査書の評定で行い、追加の試験はありません。
Cさんは 第1志望=C高校/第2志望=D高校 で出願。C高校は残念ながら不合格でしたが、D高校に空きがあったため、C高校で受けた学力検査(国・数・英)と内申でD高校の合否が判定され、D高校に合格。追加の試験を受ける必要はありませんでした。
英語の英検などの読みかえも変わります
英語の外部検定(英検など)を当日の英語点に読みかえる仕組みは続きますが、換算率が変わります。
| 資格 | 〜2027年度入試(現行) | 2028年度入試〜(新) |
|---|---|---|
| 英検2級 | 80%(72点) | 70% |
| 英検準1級・1級 | 100%(90点) | 90% |
※当日の英語点と読みかえ点の高い方が使われる点は変わりません。TOEFL・IELTSにも換算があります。最新は大阪府教育委員会の発表でご確認ください。
変わらないこと(安心材料)
大きく変わる一方で、土台の部分は引き継がれます。
いつ・誰が対象?
| 区分 | 対象 | 制度 |
|---|---|---|
| 2027年度入試まで | その1学年上まで | 現行制度(特別+一般・自己申告書あり) |
| 2028年度入試から | 2028年度入試を受ける学年〜 | 新制度(一本化・学校特色枠・第2志望校 など) |
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