英検準2級の勉強方法|3級とのちがいと、一次・二次の対策をまとめました

「3級の次は準2級。どのくらい難しくなって、何をすればよいのでしょうか」

準2級の目安は「高校中級程度」で、3級の「中学卒業程度」から一段上がる級です。

試験の形と勉強方法を、ひと通りまとめました。

── このページのまとめ ──
1

単語帳は1冊に絞って、くり返す進め方がよく勧められています

2

書く問題は2問で一次試験の3分の1を占めます。型を決めて書く練習が役に立ちます

3

面接は止まらずに答える練習が中心です。流れを知り、声に出して準備します

13級とは、どこがちがうの?

答え書く量と話す量が増え、リスニングは1回で聞き取る形になります。

書く量・音読の量のちがい
Eメール(語数の目安の多いほう)
3級25語
準2級50語
英作文(語数の目安の多いほう)
3級35語
準2級60語
面接の音読
3級30語程度
準2級50語程度
レベルの目安中学卒業程度 → 高校中級程度
読む・書くの時間65分 → 80分
長文の問題内容を読み取る問題のみ → 文の中の穴うめも追加
リスニングの放送第2部・第3部は2回 → すべて1回

語数の目安は、3級がEメール15〜25語・英作文25〜35語、準2級がEメール40〜50語・英作文50〜60語です(2026年度第2回の問題冊子)。問題文の読みがなも、準2級には付いていません。

書く問題の重みが大きい理由

スコアは、問題数に関係なく、読む・聞く・書くに同じだけ配分されています。

読む600点29問
聞く600点30問
書く600点2問

同じ600点を、書く問題は2問で分け合います

一次試験の合格基準は1800点のうち1322点、二次試験は600点のうち406点です。正答数から自分のスコアを計算することはできません。

2どのくらい前から始めるとよい?

答えいまの力によって変わります。過去問を1回解いてみると、目安が見えてきます。

短い期間で合格する人もいれば、半年以上かけて準備する人もいます。

英検協会のページで、過去問3回分と音声が公開されています。時間どおりに解くと、読む・聞く・書くのどこから手をつけるかが見えてきます。

計画の一例(約3か月)

週5日、1日30分ほどを想定した一例です。

1〜4週目単語を中心に。3週目から、英作文を週に1本
5〜8週目過去問で読む・聞くの形に慣れる。Eメールと英作文を週に2本
9〜12週目時間どおりに通して解き、時間配分を決める。まちがえた問題を解き直す
一次のあと面接の練習。結果を待つ間に、少しずつ進める形もあります

3単語の進め方

答え1冊に絞り、隠して思い出す形でくり返します。

単語帳は
1冊に絞る
▶
3周ほど
くり返す
▶
7割覚えたら
過去問へ

こうした進め方がよく勧められています。

日数を計算してみると

たとえば1,100語の単語帳なら、1日20語で1周55日、1日50語で1周22日です。試験までの日数から、1日の語数を決めると計画が立てやすくなります。

覚え方

1
音声といっしょに見る
2
英語を見て意味を隠し、思い出して言う
3
1回で完ぺきにせず、日をあけて戻る

4読む問題の進め方

答え時間配分は人によって変わるため、過去問で測って決めると進めやすくなります。

読む問題は29問です。短い文の穴うめ15問、会話の穴うめ5問、長文の穴うめ2問、長文の内容7問で、書く問題と合わせて80分です。

80分の使い方の一例
読む約45〜50分
書く約30〜35分

読む問題の時間を使いすぎると、書く時間が足りなくなります

  • 書く問題に30〜35分ほど残す配分が、よく勧められています
  • 長文の内容は設問を先に見て、穴うめは空所の前後から読む方法がよく挙げられます
  • 書く問題から先に解く人もいます。順番を変えるときは、マークのずれにも気を配れます

5リスニングの進め方

答え1回で聞き取る練習を、過去問の音声でくり返します。

全部で30問、約25分、放送はすべて1回です。

第1部(10問)選択肢は読み上げのみ。会話の最後の一言が手がかりになります
第2部・第3部(各10問)選択肢は印刷あり。放送の前に、選択肢のちがいに目を通せます
1
本番と同じく、1回だけ聞いて答える練習
2
原稿を見ながら聞き直し、聞き取れなかった語の確認
3
音声のすぐあとについて、声に出す練習

6Eメールと英作文の進め方

答え短い型を決めて、実際に書いてみます。

Eメール(40〜50語)

相手の質問に答えたうえで、下線部の特徴を問う具体的な質問を2つします。次の順に書くと、組み立てに迷いにくくなります。

① 相手の質問への答え
▼
② その理由
▼
③ 質問が2つあることを伝える一文
▼
④ 質問1と質問2
例(「自転車に乗る人は増えると思う?」と聞かれ、下線部が「新しい自転車」のとき) Yes, I think so. Riding a bike is good for our health, and it is also good for the environment. I have two questions about your new bicycle. What color is it? Also, is it light enough to carry up the stairs? 42語

よくある失敗は、メールにすでに書いてあることを聞く、質問が1つで終わる、相手の質問に答えていない、の3つです。

英作文(50〜60語)

意見を1つ決めて、理由を2つ書きます。「安いから」「便利だから」だけで終わらず、少し具体的に説明すると、伝わりやすくなります。

例(問題:生徒は毎日本を読むほうがよいと思いますか) I think students should read books every day. First, they can learn many new words from books. This helps them in English and other subjects. Second, reading is a good way to relax at home. After a busy day at school, a good story can make them feel calm and happy. 意見 → 理由1+説明 → 理由2+説明(51語)

語数が足りないときは、最後にまとめの一文を足す方法もあります。

書くときの注意点
  • 問いに答えていないと、0点になることがあります
  • 意見と矛盾する理由は、点につながりにくくなります
  • 「Because it is fun.」のような不完全な文や、同じ形の文のくり返しも同じです
  • 解答用紙は機械で処理されるため、濃く、はっきり書くと読み取られやすくなります

書いたものは、学校や塾の先生に見てもらうと、次の1本に生かせます。

7面接(二次試験)の進め方

答え流れと答え方の型を知り、止まらずに声を出す練習をします。

面接委員は1人、約6分で、やり取りはすべて英語です。カードの文を20秒だまって読み、タイトルから音読したあと、5つの質問に答えます。

面接の流れ
カードを見てよい
黙読20秒音読No.1No.2No.3
カードを裏返す(見ない)
No.4No.5
No.1 読んだ文についての質問文の中から答えを探す。Why の質問には Because、How の質問には By 〜ing で、主語は代名詞に置きかえて答える形がよく勧められています
No.2 イラストの人物の行動現在進行形で、できるだけ多くの人物を言う形がよく勧められています
No.3 イラストの人物の状況because などを使い、1〜2文で説明する形がよく勧められています
No.4 カードの話題に関連する質問Yes / No に続けて、理由や説明を言う形。ここからカードは見ません
No.5 日常生活についての質問Yes / No に続けて、理由や説明を言う形

止まらないために

  • 考えるときは Well… と声を出すと、沈黙を作らずにすみます
  • 本音でなくても、言いやすいほうの意見を選ぶ方法もあります
  • 自然な形の聞き返しは減点されません。不自然な聞き返しや、くり返しの聞き返しは減点の対象です
  • バーチャル二次試験で流れを見る、録音して聞き直す、人を相手に通してみる、といった練習があります
  • 二次で不合格または欠席だった場合は、翌年度の同じ回まで、申請すると一次が免除されます(検定料は通常どおり)

8学校のテスト・入試との関係

答え定期テストの時期を先に入れて、計画を立てると無理がありません。

定期テストの間は、単語だけを続ける形もあります。テストが終わってから一次試験までの週数を数えると、使える時間が分かります。

大阪府の公立高校入試で、当日の英語の点数に読みかえができるのは英検2級からで、準2級は対象外です。くわしくは大阪府の公立高校入試のしくみにまとめています。

私立高校での扱いは学校によって異なるため、各校の募集要項で確認できます。

9準2級プラスとS-CBT

準2級プラス

準2級と2級の間に、2025年度にできた級です。面接は約7分で、3コマのイラストを説明する形式です。

英検S-CBT

パソコンで受ける方式で、書く問題は手書きかタイピングかを申込のときに選べます。話す問題は録音で答えるので、面接委員と話す形ではありません。1日で4技能をまとめて受け、同じ回に同じ級を3回まで受けられます。

10よく聞く話

「合格率は◯%」いろいろな数字を見かけますが、英検協会の「受験の状況」のページにあるのは志願者数で、級ごとの合格率は載っていません。
「必要な単語は◯千語」これも諸説あります。手を動かす目安には、使う単語帳の語数が分かりやすいです。
「単語だけで受かる」書く問題が一次試験の3分の1を占めるので、単語とあわせて書く練習も進めると力がそろいます。
「語数が多いほど高得点」目安の語数の中で、問いに答えることが土台になります。
「面接はほとんど受かる」面接の合格率は、英検協会のページでは確認できません。600点のうち406点という基準があるので、一次のあとの準備も役に立ちます。

さいごに。

準2級は、3級から一段上がる級です。読む・聞くに加えて、書く・話す練習の時間も見込んでおくと、計画が立てやすくなります。

個別学習塾enでも、英検の対策講座を開いています。何級を受けるかのご相談も、お気軽にお声かけくださいませ。

参考

試験の形式や合格基準は、公益財団法人 日本英語検定協会の準2級の試験内容、合否判定方法、英作文の採点の観点、英検S-CBT、一次試験免除などをもとにしています(2026年10月時点)。試験日程は英検協会の試験日程で確認できます。勉強方法は一例で、計画と英文の例は当塾で作成しました。