中学に入ると点数が下がるのはなぜ?|峰塚中の実データと、小学生のうちにやっておきたいこと
小学生の保護者の方から、いちばん多くいただくご質問がこれです。
「学校のテストは、いつも80点〜100点なんです。それでも塾は必要ですか?」
とても自然なご質問だと思います。この記事でお伝えしたいことは、ひとつだけです。
中学校に入ると、同じ子が同じように勉強していても、点数は下がります。
お子さまの力が下がったからではありません。点数のつけ方(ものさし)が変わるからです。
当塾は、峰塚中学校の生徒だけをお預かりしている塾です。ですので、この記事では峰塚中学校の実際の数字でお話しします。ここで起きることが、そのまま3年後の高校入試につながります。
- 峰塚中では、1年間にテストが何回あるか
- 中1の1年間で、学年の平均点が実際にどう動くか(3年分)
- 大阪では、なぜ「中1の1学期」がもう高校入試なのか
- 算数・英語・国語で、小学生のうちにやっておきたいこと
- ご家庭で今日からできること
まず、テストの回数がちがいます
小学校のテストは、単元が終わるたびのカラーテストです。学年で順位がつくことはありません。
峰塚中学校の1年間(中1・中2)は、こうなっています。
| 時期 | テスト | 日数 |
|---|---|---|
| 5月 | 1学期 中間テスト | 2日 |
| 6月 | 1学期 期末テスト | 3日 |
| 8月末 | 実力テスト(夏休み明け) | 2日 |
| 10月 | 2学期 中間テスト | 2日 |
| 11月 | 2学期 期末テスト | 3日 |
| 1月 | 実力テスト | 1日 |
| 1月 | チャレンジテスト(大阪府) | 1日 |
| 2月 | 学年末テスト | 3日 |
すべて、5教科まとめて受けます。
小学校との最大のちがいは、1回のテスト範囲です。
小学校の単元テストは、数ページ分。習った直後に受けます。中学校の定期テストは、2〜3か月分が1回で出ます。1教科あたり、教科書30〜50ページぶんです。
「その日の夜にやれば間に合う」という勉強のしかたが、物理的に通用しなくなります。
次に、平均点がちがいます
峰塚中学校の学年平均点を、当塾で3年分 記録しています。中学1年生の1年間で、5教科合計(500点満点)の平均がどう動いたかがこちらです。
峰塚中・中1の学年平均点(5教科合計/500点満点)
2024年度
2025年度
1学期中間は、1教科あたり平均 約67点。2学期中間は 約52点。
※ 当塾調べ(2024年度/2025年度)
中学校に入って最初のテストは、5教科合計で平均335〜340点。ところが半年後には、平均253〜267点になります。
のではありません。
学年全体が、同じように下がります。
峰塚中が特別なのではありません
中学校の定期テストは、成績(評定)をつけるためのテストです。全員が90点だと成績がつけられません。そのため、平均が50〜60点あたりになるように作られます。これは全国どこの中学校でも同じで、峰塚中学校が難しいという話ではありません。
大切なのは、そういうものだと、あらかじめ知っておくことです。
いちばん大きく変わるのは、英語です
教科別に見ると、変わり方にはっきり差があります。とくに英語は、他の教科とくらべものになりません。
峰塚中・中1の教科別 学年平均点(100点満点)
英語(2024年度)
半年で −32点
英語(2025年度)
半年で −22点
数学(2024年度)
半年で −21点
※ 峰塚中学校の学年平均点(当塾調べ)
中1の最初の英語は、学年平均で80点を超えます。ところが同じ学年が、半年後には49〜58点です。
理由は、ひとことで言えば「最初の1回だけは、小学校の内容だから」です。くわしくはPART 4でお伝えします。
2学期の中間テストで40点・50点を持ち帰ったとき、多くのご家庭で「さぼっていたのでは」という話になります。
ですが、上のとおり学年全体が同じように下がっています。見るべきなのは点数そのものではなく、「学年平均と比べてどうか」です。
平均50点のテストでの55点は、小学校の90点と同じくらいの位置にいます。
そして、実力テストはもっと下がります
峰塚中では、定期テストのほかに実力テストがあります(8月末と1月)。範囲が「これまで習ったところ全部」になるテストです。
このテストの学年平均は、5教科で250〜272点(1教科50〜54点)でした。
定期テストは、範囲が決まっています。学校のワークをやり込めば取れます。実力テストは、その場しのぎがきかないテストです。
そして高校入試は、実力テストと同じ形です。ここで出るのが、小学生のうちに積んだものと、積まなかったものの差になります。
ここは、大阪府の保護者の方にいちばん知っておいていただきたいところです。
大阪府の公立高校入試は、当日の学力検査(450点)と、調査書=いわゆる内申点(450点)の合計で決まります。
その内申点450点の内訳が、これです。
大阪府・公立高校入試の内申点(450点満点)の内訳
※ 一般入学者選抜の場合。学力検査450点+調査書450点=900点で判定します(比率はタイプ別)
内申点全体の 40%です。
中学1年生の3学期にもらう通知表の数字は、そのまま3年後の入試の点数になります。
「受験は中3から」という感覚で中1・中2を過ごすと、中3になった時点ですでに180点分の勝負が終わっている、ということが起こります。
いちばん点が取りにくい時期と、入試が始まる時期が重なります
PART 1でご覧いただいたとおり、中1の2学期には学年平均が50点台になります。
つまり多くのお子さまにとって、「はじめて点が取れなくなる時期」と「入試の点数がつき始める時期」が、ぴったり重なっています。
ここで崩れると、立て直しに1年かかることもあります。逆に言えば、中1の最初の半年をうまく越えられるかどうかが、その後3年間の土台になります。
そのための準備ができる最後の時期が、小学校5年生・6年生です。
・大阪の高校受験ガイド|公立・私立 入試の仕組みをやさしく解説
・大阪府の内申点|チャレンジテストって結局なに?
・2028年度〜 大阪の公立高校入試はこう変わる
大阪府の公立高校入試は2028年度入試から大きく変わります(選抜の一本化・自己申告書の廃止・学校特色枠の新設・公立の第2志望校など)。いまの小学6年生・5年生は、そのあとに受験しますので、確実に新制度です。
ただし、新制度でも「中1からの評定が入る」「中3の重みがいちばん大きい」という骨格は変わりません。
制度が変わっても、この記事でお伝えしていることは変わらない、ということです。
ここからは教科ごとに見ていきます。まず算数です。
国が毎年、小学6年生と中学3年生の全員に行っている調査があります(全国学力・学習状況調査)。令和7年度(2025年)の結果に、とても象徴的な数字が出ました。
分母のちがう分数の たし算
計算そのものを聞く問題
81.5%
できている
数直線の目もりを分数で答える
分数の意味を聞く問題
35.4%
できている
「10%増量」は、もとの量の何倍?(答え:1.1倍)
誤答でいちばん多いのは「0.1倍」「10倍」。
出典:文部科学省・国立教育政策研究所「令和7年度 全国学力・学習状況調査」
「意味がわかっているか」は別の話です。
小学校の単元テストは、習った直後・その単元だけから出ます。
「今日は分数のたし算だから、通分して足す」とわかっている状態で解きます。だから点が取れます。
ところが、単元名が書かれていない状態で出された瞬間に解けなくなる。これが中学校で起きることです。
「割合」が、そのあと何年も効いてきます
小学生のつまずきで、中学以降にいちばん長く尾を引くのが割合(5年生で習います)です。
どこで効いてくるか、具体的に並べてみます。
▶ 中1数学 方程式の文章題/中2 連立方程式(〜%増)
▶ 中1理科 濃度/中3 相対度数・確率
→ 高校入試では、全学年の範囲から出ます
▶ 中1 正負の数・文字式(分数のままの計算が毎日になります)
→ ここが遅いと、テスト時間内に解き終わらなくなります
▶ 中1 比例・反比例/中2 一次関数(速さのグラフ)
▶ 中3 密度・圧力(理科)
→ 関数の文章題は、ほとんどが「速さ」です
▶ 中1 空間図形・円/中3 三平方の定理・相似
→ 円周率・底面積の考え方は、そのまま使い続けます
小学校の算数は、中学校で使う道具を作っている期間です。
道具が欠けたまま中学に進むと、中学の内容を教わっても、道具のほうを取りに戻らないといけません。そして中学校の授業は、それを待ってはくれません。
ご家庭で、どこを見ればいいか
小学5・6年生・算数のチェック(口頭で聞いてみてください)
- 「3/4 ってどういう意味?」と聞いて、図や言葉で説明できる
- 「2割引きって、もとの何倍?」に、0.8倍と答えられる
- 答えを出したあと、約分・帯分数への直しまで自分でやっている
- わり算の筆算で、あまりの小数点の位置を間違えない
- 文章題を読んで、式を立てる前に図や線分図をかく習慣がある
とくに約分のし忘れは、当塾でも小学生の答案でいちばん多い減点です。
計算の手順は合っているのに、最後の仕上げをしていないだけで×になります。中学に入ると、この「仕上げの精度」が、そのまま定期テストの10点・20点の差になります。
コツは1つだけ。まちがえた問題は、その日のうちに直して終わりにせず、翌日にもう一度 同じレベルを解くことです。1日おいてから解けるかどうかが、身についたかどうかの境目になります。
大阪には「すくすくウォッチ」があります
大阪府では、小学5年生・6年生を対象に「小学生すくすくウォッチ」という府独自の学力調査を、毎年4月に実施しています。
5年生は国語・算数・理科+わくわく問題(教科をまたいだ問題)、6年生はわくわく問題を受けます。
令和7年度(2025年)の大阪府平均は、こうでした。
すくすくウォッチ 小5・大阪府の平均正答率(令和7年度)
出典:大阪府「令和7年度 小学生すくすくウォッチ」
学校のテストで90点を取っているお子さまでも、この調査では3割前後をまちがえます。
これは、お子さまの力が足りないという意味ではありません。「範囲が決まっていないテスト」になったとたん、点の出方が変わるという、この記事でお伝えしていることそのものです。
ぜひ、点数だけでなくどの問題をまちがえたかまで見てあげてください。中学校に入ってから困るポイントが、たいていここに出ています。
とくに記述式の正答率は、選択式・短答式より大きく下がります(府平均で理科の記述式は47.9%)。
PART 1で、中1の英語だけ変わり方が飛び抜けている(峰塚中の学年平均が81点→49点)ことをご覧いただきました。その理由をお伝えします。
まず、国の決まりの原文を見てください
中学校で習う英単語の数について、学習指導要領(国が定める教育課程の基準)には、こう書かれています。
── 中学校学習指導要領(平成29年告示)外国語
ポイントは「小学校で学習した語に」という部分です。
小学校で習う単語は600〜700語程度と決められています(小学校学習指導要領)。
つまり中学校の教科書は、「その600〜700語は、もう知っているものとして」スタートします。中学校であらためて教え直す時間は、取られていません。
中学校を卒業するまでに出てくる英単語の数
内訳=小学校 600〜700語 + 中学校 1600〜1800語。小学校ぶんは「もう知っている前提」で進みます。
出典:小学校/中学校 学習指導要領(平成29年告示)。保護者世代(旧学習指導要領)の中学は1200語程度
およそ2倍になりました。
「自分のときはもっと簡単だった気がする」というご感想は、思い込みではありません。本当に変わっています。そして増えたぶんは、中学校の授業時間には追加されていません。
小学校の英語は「聞く・話す」、中学校の英語は「書く」
ここが、いちばんの落とし穴です。
小学校の外国語(5・6年生で正式な教科になり、成績もつきます)は、聞くこと・話すことが中心です。楽しく活動して、英語に親しむことが目的になっています。
単語を正確につづれるかどうかは、そこまで強く求められません。
ところが中学校の定期テストは、紙に書くテストです。
| 小学校の英語 | 中学校の英語 | |
|---|---|---|
| 中心の活動 | 聞く・話す(やりとり) | 読む・書く(文法と正確さ) |
| 単語 | 意味がわかればOK | つづりを正確に書けること |
| 評価のされ方 | 活動への取り組み方も大きい | 定期テストの点数が中心 |
| 1回の範囲 | その単元 | 2〜3か月分 |
多くの場合、原因は英語そのものではありません。アルファベットを正確に書く・単語をつづる、という作業に慣れていないことです。
ここは、才能ではなく練習量で決まります。そして小学生のうちなら、まだ時間があります。
中1の最初のテストが高得点なのは、まだ小学校の内容だからです
PART 1のグラフをもう一度 思い出してください。峰塚中・中1の1学期中間の英語は、学年平均で80点超でした。
これは、最初のテスト範囲が、小学校で習ったあいさつや自己紹介、アルファベットだからです。
そして1学期の期末から、be動詞・一般動詞・三人称単数のsが一気に出てきます。
2021年度の教科書改訂以降、保護者世代なら中2で習っていた内容(be動詞の過去形・過去進行形など)が、中1の教科書に入っています。ここから先が、本当の中学英語です。
中学英語の実力ではありません。
ここで「うちの子は英語が得意みたい」と安心してしまうと、2学期に大きく崩れます。
1学期中間で90点だった子が、2学期中間で50点台になるのは、まったく珍しくありません。学年平均そのものが80点→49点に動いているのですから、当然です。
小学生のうちに、英語で何をしておくか
1アルファベットの大文字・小文字を、4線に正しく書ける
意外なようですが、ここでつまずく子が本当に多いです。b と d、p と q、小文字の a・g の形。中学に入ってから直すより、小学生のうちのほうがはるかに早く直ります。
2ローマ字を正確に読み書きできる
ローマ字(小3・小4で習います)は、英語のつづりを覚えるときの足場になります。ここがあいまいだと、単語を「音」で覚えられません。
3単語を「書いて」覚える習慣を、1つだけ作る
1日5個で十分です。大切なのは数ではなく、見て覚えるのではなく、書いて確認するという形に慣れておくことです。中学校の英語は、この作業の繰り返しでできています。
小学生のうちの英語は、やったぶんが数字に出ます
当塾で小学生をお預かりしていて、外部の学力テストの結果がいちばん動きやすいのが英語です。算数・国語は積み上げに時間がかかりますが、英語は「書ける単語が増えた」ぶんが、そのまま点になります。
小学生のうちに英語へ時間を使うのが効率的なのは、このためです。
国語は、保護者の方からいちばん相談が少ない教科です。そして、中学3年生になっていちばん動かしにくい教科でもあります。
まず、国の調査の数字です。
全国学力・学習状況調査 平均正答率(令和7年度・国公私立)
小6 → 中3 で −12.4pt
小6 → 中3 で −9.4pt
同じ年に行われた同じ調査で、小6と中3を比べたものです。学年が上がるほど、聞かれ方が難しくなります。
この調査で国が繰り返し指摘しているのが、次の2つへの課題です。
- 目的に応じて、文章と図表などを結び付けて必要な情報を見つけること
- 根拠を明確にして書くこと
中学校国語では、条件に合わせて自分の考えを書く問題の正答率が31.2%でした。
国語ができないと、数学もできません
これは大げさな言い方ではありません。中学校の数学・理科・社会のテストは、問題文が長くなります。
数学
方程式・関数の文章題は、まず日本語を式に直す作業です。読み違えた時点で、計算力は使われません。
理科
実験の条件が、文章と表で書かれています。「どの条件とどの条件を比べるのか」を読み取れないと、知識があっても答えられません。
社会
資料(グラフ・地図・年表)と文章を結びつける問題が中心です。用語の暗記だけでは点が止まります。
「読む力」を使わない教科は1つもありません。
小学生のうちにできること
1語彙(ことばの量)を増やす
読解力の土台は、けっきょく語彙です。文章を読んでいて知らない言葉が1ページに5個あれば、内容は入ってきません。
読書がいちばん自然ですが、苦手ならお子さまが好きなジャンルなら何でも構いません(図鑑・スポーツ・ゲームの攻略本でも語彙は増えます)。
2音読を続ける
小学校の宿題で出る音読は、いちばん軽く見られがちで、いちばん効きます。つっかえずに読めない文章は、黙読でも理解できていません。聞いてあげるだけで十分です。
3「どうしてそう思ったの?」と1回だけ聞く
テレビでも、学校の出来事でも構いません。理由を言葉にする練習が、そのまま記述問題の力になります。1日1回で十分です。
国語は、点数が下がってから慌てて取り組んでも、いちばん時間がかかる教科です。逆に言えば、小学生のうちに差をつけられる数少ない教科でもあります。
国は、全国学力・学習状況調査に合わせて保護者に対する調査も行っています。
そこで確認されていることを、そのままお伝えします。精神論ではなく、数字として差が出ているものだけです。
1勉強の話を、家でする
調査では、お子さんと学校の勉強の話をする保護者の割合は減少していること、そしてそういう保護者のお子さんのほうが、勉強時間が長いことが報告されています。授業がよくわかっている子も、わかっていない子も、同じ傾向でした。
成績の話をする必要はありません。「今日は何やったん?」で十分です。
2ゲーム・スマホの時間を「決める」
ゲームの時間は前回調査から増えていて、時間が長いほどスコアが低い傾向が出ています。
そして、「ゲームの時間を限定している」ご家庭のお子さんのほうが、ゲーム時間が短いという、当たり前ですが大事な結果も出ています。ルールは、作れば効きます。
※ 具体的な設定方法は 課金と時間を止める設定/家庭のスマホルールの決め方/SNSを見られないようにする方法 にまとめています。
3保護者自身の使用時間も、影響しています
調査では、保護者のゲーム・動画視聴の時間が長いと、お子さんの時間も長いという関係が確認されています。耳の痛い話ですが、いちばん確実な方法でもあります。
4「成績にはこだわらない」と伝えすぎない
調査では、「学校生活が楽しければ、良い成績を取ることにはこだわらない」と考える保護者が増えており、そのご家庭のお子さんのほうが勉強時間が短いという結果が出ています。
お子さまを追い詰める必要はまったくありません。ただ、「勉強も大事だと思っている」ということは、伝わっていたほうがいいということだと受け止めています。
この記事でお願いしたいのは、①算数の計算を毎日5分 ②英単語を書いて覚える習慣 ③音読 ④勉強の話を1日1回の4つだけです。どれも、1日15分あれば終わります。
ここまで読んでくださって、「では、いつから塾に入れればいいのか」と思われたかもしれません。
当塾は小学5年生からお預かりしています。理由は、先取りをさせたいからではありません。
中学に入ってからの「立ち上がり」が、まったく違います
小学生のうちから通っているお子さまには、中学に入った時点で、こういう状態ができています。
- わからないところを、自分の言葉で質問できる
- 塾で勉強する、という生活リズムがすでにある
- そして何より、中1の2学期に点数が下がったとき、こちらが「前の状態」を知っている
最後の1つが、いちばん大きいと考えています。
中学2年生で初めてお会いしたお子さまの場合、「どこでつまずいたのか」を推測から始めることになります。小学校から見ていれば、分数でつまずいたのか、割合でつまずいたのか、それとも勉強の習慣そのものなのかが、最初からわかっています。
当塾は、峰塚中学校の生徒だけをお預かりしています
当塾に通っているのは、全員が峰塚中学校の生徒です。だからできることが、いくつかあります。
- テストのたびに、学年平均点と、問題そのものを見せていただいています。学年をまたいで何年分か見ていると、出題のくせや、よく問われる解き方が少しずつ見えてきます
- お子さまの点数を、「その回の平均と比べてどうか」でお話しできます
- テスト日程が1つなので、テスト3週間前から全員で対策に入れます(テスト前は土日・祝日も教室を開けています)
算数
- 分数・小数の計算が、つまずかずに最後まで進む
- 約分・帯分数への直しまで、自分で仕上げている
- 「2割引きは、もとの何倍?」に答えられる
- 文章題で、式を立てる前に図をかく習慣がある
英語
- アルファベットの大文字・小文字を、4線に正しく書ける
- ローマ字を正確に読み書きできる
- 単語を「書いて」確認する習慣が、1日5個でもある
国語・生活
- 音読で、つっかえずに読める
- 「どうしてそう思ったの?」に、理由を言葉で言える
- ゲーム・スマホの時間が、ご家庭で決まっている
よくあるご質問
Q. 学校のテストはいつも90点以上です。それでも心配したほうがいいですか。
90点そのものは、もちろん良いことです。ただ、小学校のテストは「習った直後・その単元だけ」から出ます。
確かめていただきたいのは点数ではなく、「半年前に習ったことが、今もできるか」です。夏休みなどに、前の学年の計算問題を数問やらせてみてください。そこが実力です。
Q. 中学に入ってからでも間に合いますか。
間に合います。ただし、中1の2学期以降は「中学の勉強」と「小学校の取り戻し」を同時にやることになります。お子さまの負担はかなり大きくなります。
小学生のうちなら、取り戻すものがないぶん、同じ時間で先に進めます。差はそこです。
Q. 小学生から塾に通わせると、勉強が嫌いになりませんか。
もっともなご心配です。当塾では小学生のうちは、先取りよりも「できることを増やす」ことを優先しています。解けるようになった実感がないまま量だけ増やすと、おっしゃるとおり嫌いになります。
小学生のあいだにいちばん作りたいのは学力そのものではなく、「やればできる」という手ごたえのほうです。
Q. 英語は、小学生のうちから英会話に通わせるべきですか。
英会話が悪いということはまったくありません。ただ、中学校の成績に直結するのは「聞く・話す」ではなく「読む・書く」のほうです。
すでに英会話に通われているなら、つづりを書く練習だけ足していただくと、中学に入ってからの伸び方が変わります。
Q. 中学受験はしません。それでも小学生から塾は必要ですか。
中学受験をされないご家庭こそ、小学5年生・6年生は時間に余裕がある2年間です。
この記事でお伝えした「分数・割合・アルファベット・音読」は、受験をしないご家庭でも、そのまま3年後の高校入試につながります。当塾も、中学受験ではなく高校入試を見すえた塾です。
Q. 下の子が小学生です。何年生から見てもらえますか。
当塾は小学5年生からお預かりしています。上のお子さまが在籍されているご家庭からのご相談も多くいただいています。学年ごとの募集状況はこちらでご確認いただけます。
【参考・出典】
・小学校/中学校 学習指導要領(平成29年告示)=文部科学省。中学校 外国語の語彙は「小学校で学習した語に 1600〜1800 語程度の新語を加えた語」、小学校 外国語は「600〜700語程度の語」
・令和7年度 全国学力・学習状況調査(小6・中3/令和7年4月実施)=文部科学省/国立教育政策研究所。平均正答率は 小6国語67.0%・小6算数58.2%・中3国語54.6%・中3数学48.8%。分数(数直線)35.4%、分母の異なる分数のたし算81.5%、「10%増量」41.3%、中3国語の条件作文31.2%
・令和6年度 経年変化分析調査・保護者に対する調査=同上。勉強の話・ゲーム時間・保護者の使用時間に関する記述
・令和7年度 大阪府小学生すくすくウォッチ(小5・小6/令和7年4月実施)=大阪府。大阪府平均正答率は小5 国語69.2%・算数67.9%・理科59.8%、わくわく問題 小5 66.5%
・大阪府公立高等学校 入学者選抜=大阪府教育庁。調査書は中1×2・中2×2・中3×6の450点満点
・峰塚中学校の学年平均点・テスト日程は、当塾が記録しているデータによります(2024年4月〜2026年9月)。テスト日程は2026年度のもので、年度により変わります
分数と割合を「意味ごと」わかっておくこと。アルファベットと単語を、書けるようにしておくこと。音読を続けること。
この3つだけでも、中学1年生の2学期に見える景色がまったく変わります。
中学校に入ってからの点数の下がり方は、あらかじめ知っていれば怖いものではありません。知らないまま迎えると、お子さまも保護者の方も「急にできなくなった」と感じてしまう。それがいちばんもったいないと、私たちは考えています。
この記事は、大阪府羽曳野市羽曳が丘の個別学習塾en(エン)が書いています。
当塾は峰塚中学校専門の個別指導塾で、小学5年生からお預かりしています。小学生のうちは、先取りよりも「分数・割合・アルファベット」といった土台を、できるようになるまで戻って固めます。まずは、いまのお子さまがどこまでできているかを一緒に確かめるところからで大丈夫です。
学年別の募集状況はこちら。教室に通える範囲でない方にはオンライン家庭学習サポートもございます。





